›9 24, 2009

ボブ・サム

Posted by Tatsuya at 21:53 / Category: Sipetru / 5 Comments

 cafe pathのこけら落としイベントに、何とボブ・サムさんが来てくれました。いろいろなご縁とはいえ、何だか現実感がなく不思議な感じでした。
 ボブさんはチャシコツプロジェクトの一環としていらっしゃったのですが、結城さんがボブを呼んだのには、僕たち和人には図りしれない深い意味があるようです。星野道夫さんの描かれているスピリチュアルな面以前に、アラスカの先住民族が保護政策のもとアイデンティティを見失い、ドラッグやお酒に溺れるコミュニティを救った男、それがボブさんなのです。結城さんはそのボブさんを呼びたかったようでした。僕は結城さん達の側からボブさんと接していたこともあり、力強い活動家としての面がとても印象的でした。

›5 01, 2009

チャシコツプロジェクト

Posted by Tatsuya at 00:08 / Category: Sipetru / 0 Comments

 観光圏事業のうち、僕が担当するまた別のプロジェクトの打合せで札幌へ。

›6 08, 2007

シンポジウムに参加します

Posted by Tatsuya at 12:21 / Category: Sipetru / 6 Comments

 とても久しぶりに横浜市のシンポジウムにパネリストとして参加します
 そうそうたるメンバーの中でものすごく居心地が悪く、最高に出たくないのですが(涙)、知床での先住民族エコツーリズムの事例を紹介する予定です。お時間があれば、是非!

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›11 23, 2006

レブンカムイ

Posted by Tatsuya at 22:21 / Category: Sipetru / 10 Comments

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 ようやく、アイヌカヌーを作リ始めることができました。船の名前は『レブン・カムイ(=海の神/シャチ)』です。

›11 10, 2006

野付のチャシ

Posted by Tatsuya at 10:58 / Category: Sipetru / 5 Comments

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 2日目は野付半島の基部にあるタブ山チャシとイドチチャシを訪れました。

›11 08, 2006

アシリ・レラ(新しい・風)

Posted by Tatsuya at 23:32 / Category: Sipetru / 3 Comments

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 アシリレラさんのことを簡潔に紹介するのは、彼女を主人公にした映画でも作らない限り多分ムリだと思います。すごい人なんだけどすごくなくて、すごくないところがすごくて・・・。レラさんの偉大さを説明するのは、自分の母親の偉大さを説明することに似ている気がします。

›11 07, 2006

ご報告(その2)

Posted by Tatsuya at 10:13 / Category: Sipetru / 0 Comments

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 今回のイベントは野付半島ネイチャーセンターの協力で実現しました。小さなレクチャールームでのシンポジウムから2日間のイベントがスタートです。2日間で延べ80人ほどの方にご参加いただきました。本当にありがとうございました。

›11 05, 2006

チャシとSipetruの使命

Posted by Tatsuya at 10:36 / Category: Sipetru / 2 Comments

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Sipetruのイベント「聖地巡礼のエコツアー/メナシの聖地を巡る」が終了しました。思い入れが強いSipetruの面々が作るツアーは、いつもついつい盛りだくさんになりすぎるのですが、それに加えて今回はあまりに豪華なゲスト陣。1回では書ききれそうにないので何回かに分けて報告します。
毎日新聞さん(掲載期間があると思います)

›10 15, 2006

クジラ島の少女

Posted by Tatsuya at 23:17 / Category: Sipetru / 0 Comments

 さっきまでBSで映画『クジラ島の少女』が放映されていました。

›7 17, 2006

伝統や文化ということ

Posted by Tatsuya at 23:28 / Category: Sipetru /

 さっぽろ自由学校「遊」さんとのタイアップ、「パイェ パイェ ヒンネ (行って行ってしばらく行って)ツアー」が終了しました。
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›6 23, 2006

ことえり

Posted by Tatsuya at 21:39 / Category: Sipetru /

 マッキントッシュのパソコンに変えてから最もビックリしたこと。

›1 26, 2006

アオテアロワ報告

Posted by Tatsuya at 00:38 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 SIPETRUのブログで少しずつ報告を書き始めました。
http://www.shinra.or.jp/blg_sipetru/

›1 17, 2006

Kia Ora

Posted by Tatsuya at 23:00 / Category: Sipetru / 7 Comments / 6 TrackBack

 随分と更新をサボってしまいました。今年最初のエントリーです。僕のBLOGを読んでくださっているみなさま、今年もよろしくお願いします。
 年明け早々に、ニュージーランドに行ってきた。経団連がサポートしてくれた先住民族エコツアーの先進地視察だ。

›11 14, 2005

SIPETRU→おフランス

Posted by Tatsuya at 23:12 / Category: Sipetru / 19 Comments / 1 TrackBack

 AFP通信の長谷川さんが取材してくださった、SIPETRUの記事がジャパンタイムスに載りました。外国系通信社の書き方はストレートで痛快。

›8 07, 2005

暑い暑い知床でのここ数日

Posted by Tatsuya at 22:55 / Category: Community , Personal , Sipetru / 6 Comments / 0 TrackBack

 いろいろなことが一気に押し寄せすぎ。

›7 15, 2005

お手紙

Posted by Tatsuya at 10:35 / Category: Sipetru / 2 Comments / 0 TrackBack

(トラックバック元のhokulea2006さんのコメント欄には字数制限で書ききれなかったのでここで書きます)

hokulea2006さんのブログ

›7 12, 2005

先住民族エコツーリズム〜モデルツアー

 モデルツアー当日、前の晩OKIさんのライブの打ち上げで全員飲みすぎみんなが起きられるか心配したが、さすが今日は気合の入り方が違う。僕もポンペさんに頼まれた伝統的なハーブティーを煎れ、資料をコピーしてから集合場所の酋長の家に駆けつけた。

›7 10, 2005

先住民族エコツーリズム〜チャシ

Posted by Tatsuya at 00:13 / Category: Sipetru / 0 Comments / 2 TrackBack

 アイヌアートプロジェクトの若きアイヌたちは、いつも斬新だけれどもとても伝統を大切にしている。先住民族エコツアーのモデルツアーの前にいろいろなことが話し合われた。

›7 08, 2005

先住民族ツーリズム〜TONKORI

Posted by Tatsuya at 13:56 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 今回の3日間連続イベントで最も心配だったのが、OKIコンサートの集客だった。

›7 07, 2005

先住民族エコツーリズム〜“魔”

 小野先生を中標津空港で迎え、シンポジウムの会場である知床グランドホテルに到着すると、大学の軽音楽部のような大音響が駐車場に響いていた。そういえば、結城さんたちの車にアンプがいくつも積まれていたけど、今日使うやつだったのか〜

›7 05, 2005

先住民族エコツーリズム〜彩雲

Posted by Tatsuya at 22:47 / Category: Eco-Eco , Sipetru , World Heritage / 0 Comments / 0 TrackBack

 ちょっと盛りだくさんで頭がパンク状態。楽しい3日間でした〜

共同通信(その1)
共同通信(その2)
毎日新聞

 一気に書くにはちょいとパワーがいるので何回かに分けて書きます。

›6 30, 2005

世界遺産と先住民族とスピリット

Posted by Tatsuya at 09:35 / Category: Eco-Eco , Radio Kisar , Scenic Byway , Sipetru , World Heritage / 4 Comments / 1 TrackBack

明日7月1日から3日まで、世界遺産記念3日間連続イベント「世界遺産と先住民族とスピリット」を開催します。みなさま奮ってご参加ください!

北海道新聞さんが取り上げてくれました

›6 24, 2005

シレトコ先住民族エコツーリズム研究会

プレスリリース
世界自然遺産知床〜先住民族がエコツーリズムを開始します

    記者説明会を開催します
      日時:7月1日 17:00〜  場所:知床グランドホテル

›6 23, 2005

雷と雨

Posted by Tatsuya at 23:45 / Category: Community , Eco-Eco , Sipetru , World Heritage / 3 Comments / 0 TrackBack

 ウタリ協会斜里支部長の梅沢さんが静かに発言し始めたとき、突然、雷が鳴り土砂降りの雨が降り始めた。アイヌ民族の間で雷は「カムイフム=神の音」、シャーマンに聞いた話によると、このように議論のときに鳴るのは「そ〜れ、お前たち、しっかり議論しろ!」という神様の号令だそうだ。雨も神様が歓迎している証拠らしい。梅沢さんの口調はいつも力強く惚れ惚れとするのだが、今日は一段とかっこよかったな〜

読売新聞の記事

›6 12, 2005

OKI TONKORI TALKING

Posted by Tatsuya at 23:02 / Category: Radio Kisar , Scenic Byway , Sipetru , World Heritage / 0 Comments / 0 TrackBack

 OKIさんのインタビューの配信を始めました。

Radio Kisar"OKI TONKORI TALKING"

›6 11, 2005

トンコリ

Posted by Tatsuya at 11:41 / Category: Radio Kisar , Sipetru , World Heritage / 0 Comments / 0 TrackBack

 昨日のニュースは嬉しくて嬉しくてみんなに連絡しまくった。ただ、北海道の先住民族を「アイヌ民族」とひとくくりにするのも実は配慮が足りない。アイヌ民族は小さなコミュニティに分かれていたので、本当を言うとコミュニティの数だけ文化があると言わなければならない。
 そんな中で、樺太アイヌと呼ばれている民族があるが、その樺太アイヌの伝統的な楽器「トンコリ」を有名にしたのがOKIさんだ。RadioKisarでもかなりお世話になっていて、今回、ニューアルバムの発売を記念しての全国ツアーも敢行している。7月2日にはRadioKisarの主催で知床でコンサートを予定しているが、それに先駆けてRadioKisarでスペシャルプログラムを作る。
 トンコリのこと、アイヌ音楽のこと、そして知床世界遺産とアイヌ民族との関わりのことなどについて、今日スタッフがインタビューを取りに大阪に行っているはず。ON AIRなどのスケジュールはRadio Kisar Staff Blogで。

›5 31, 2005

知床世界遺産確定〜コメント

Posted by Tatsuya at 22:49 / Category: Community , Scenic Byway , Sipetru , World Heritage / 5 Comments / 1 TrackBack

 シーニックバイウェイのセッションに参加するため札幌に出張。二日酔い気味でモントレーで朝食を終えエレベータに乗ったところで、北海道新聞の記者から電話。「IUCNが『知床を世界遺産登録すべき』という報告書を提出すると、大臣から記者発表がありました。」とのこと。
 「ほげ?」
ボケボケな頭ではまったく状況が理解できず、記者さんに丁寧に状況を説明してもらってようやくコメントする。すげ〜…世界遺産になっちゃうんだ…。以下、知床の世界遺産化確定に当たってのコメントです。

›4 30, 2005

先住民族ツーリズム

Posted by Tatsuya at 16:36 / Category: Community , Eco-Eco , Organic , Sipetru , Slow Life , World Heritage / 11 Comments / 1 TrackBack

 先日、梅沢さんを代表に、中標津の戸田さん、標津の小川さんの各ウタリ支部長と結城さん、石井ポンペさん、小野有五先生と僕とで先住民族ツーリズムの研究会を立ち上げた。(→共同通信
 とても微妙な関係の上に成り立つアイヌ民族の人の間で、こうした新しいことをやるのはとても大変なことだ。

›3 24, 2005

人と自然と世界遺産

Posted by Tatsuya at 10:43 / Category: Business , Community , Education , Sipetru , World Heritage / 5 Comments / 0 TrackBack

 3月22日、アイヌアートプロジェクトの結城さんと、石井ポンペさんとでミーティング。その後、小野先生の講演も一緒に聴いた。

›2 02, 2005

ホントウの聖地

Posted by Tatsuya at 23:59 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 梅沢さんと、とあるシャリアイヌの方を訪ねた。

›11 19, 2004

スピリットとバランス

Posted by Tatsuya at 12:58 / Category: Sipetru / 0 Comments / 1 TrackBack

 ボロットバイルシェフさんの「カイ」を聴いてきた。

›10 20, 2004

イナウ

Posted by Tatsuya at 23:22 / Category: Community , Nature , Nature , Organic , Personal , Sipetru , Slow Life , World Heritage / 0 Comments / 0 TrackBack

 結城さんたちと、札幌のあるアイヌのグループと一緒にルシャに行ってきた。

›10 07, 2004

アイヌ民族と世界遺産

Posted by Tatsuya at 00:00 / Category: Sipetru , World Heritage / 0 Comments / 0 TrackBack

 北大の小野有五先生から、札幌アイヌ文化協会のアシリチェップノミのパンフレットが送られてきた。小野先生のインタビュー記事と、何とアイヌアートプロジェクトの結城さんのインタビュー記事も特集として大きく取り上げられていた。北海道の世界遺産推薦だというのに、あまりにアイヌ文化を無視しすぎていないか、という批判を込めた特集だ。とても良い記事なので、手に入る方は是非。

›9 29, 2004

フツーの人の自然観

Posted by Tatsuya at 23:22 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 その場所はウトロのはずれにある。

›9 19, 2004

新しい鮭への祈り

Posted by Tatsuya at 22:14 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 網走アイヌの「アシリ・チェップ・ノミ」(新しい・サケ・祈り)に参加してきた。

›6 04, 2004

Radio Kisar

Posted by Tatsuya at 23:28 / Category: Business , Community , Eco-Eco , Sipetru , World Heritage / 0 Comments / 0 TrackBack

 "Kisar"というインターネット放送局を来月に立ち上げます。多くの方のご意見を伺いたいと思います。(→読売新聞に取り上げられました

›3 03, 2004

›2 25, 2004

›2 21, 2004

›2 20, 2004

›2 19, 2004

シャマニズム

Posted by Tatsuya at 16:28 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack


 ツアーの関係で、お客さまと北海道立北方民族博物館に行ってきた。北方民族に関することがこれだけ詳しく紹介されている博物館は恐らく日本中探してもないだろう。僕は暇さえあればこの博物館に足を運び、自分と世界とのつながりを考える。そんな中で決定的に現代に欠けている感じるのは、北方の先住民族が大切にしているシャーマンの世界だ。

›2 18, 2004

›2 17, 2004

›2 16, 2004

›2 15, 2004

›1 07, 2004

太平洋を横断する熱気球と蜘蛛

Posted by Tatsuya at 23:03 / Category: Sipetru / 3 Comments / 0 TrackBack

 僕が石川直樹君から熱気球での太平洋横断の計画を聞いたのは年末のことだった。10,000mまで上昇して、ジェット気流に乗れば最短で60時間でアメリカ大陸に到着するそうだ。気流の流れ方はその日によって大きく変わるので、1月から2月いっぱいの中で条件の良い日を選んで出発するのだそうだ。「緊急用のために」と僕のドライスーツを持っていった。もう飛んだのかなあ…

›12 15, 2003

聖なる時間

Posted by Tatsuya at 22:25 / Category: Personal , Sipetru / 1 Comments / 0 TrackBack


 忙殺気味のスケジュールの中、友達の石川直樹くんと素敵な時間を過ごした。愛知県扶桑町の文化ホールの運営を担当している友人からの依頼で、石川くんのスライドショーをたまたま僕がコーディネートしたのだ。昨日、その公演に立ち会ってきた。久しぶりに僕にとってかけがえのない「聖なる時間」だった。

›11 06, 2003

自然の中での人間存在の可能性

Posted by Tatsuya at 00:43 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 古い自然保護活動家の人たちに今なお残る美学…
「俺達ゃあ、町には住めない」。裏を返せば、「山は俺たちのもの」。山を守るためなら何でもする。できれば人に入ってもらわない方が、自然が損なわれることはない…。そういう人たちの論理では、自然の中での人間存在の可能性は結局はゼロに帰してしまう。でもそういう人達自身が山に入ることは、何だか特権のように許されるかのような論理。自らが自然界に選ばれし“ノアの箱舟の乗船者”と言わんばかり…。なぜ特権なのか、彼らは言う、「俺が一番山を知っているから」…。

 悪いけど、誰に聞いても「俺が一番知っている」と言うんだよ!

 でも、この誰もが持っているかもしれない自然の知識というものが、実は自然の中での人間存在の可能性に他ならないのではないかと思っている。

›10 08, 2003

森の大地とイマジネーション

Posted by Tatsuya at 23:26 / Category: Sipetru / 0 Comments / 1 TrackBack

 先日、女満別での講演の帰り道、いつも車を止める町外れの丘に立った。知床連山から斜里岳そして雄阿寒岳までが一望できる、とても素晴らしい丘だ。以前は誰からも気にも止められない場所だったが、今ではちょっとした観光名所になっている。僕はそこに立つと清々しい気持ちと、胸がちくちく痛む思いとの両方にかられる。色々な意味での「北海道」がここには存在するのだ。

›10 04, 2003

ALOHA SPIRIT

Posted by Tatsuya at 00:30 / Category: Business , Community , Sipetru / 0 Comments / 1 TrackBack

 「アロハ」という言葉を知らない人はいないだろう。「こんにちは」とか「さようなら」という意味だと思っている人が多いが、ハワイの先住民族の言葉で"Alo"は「〜の傍らに」みたいな意味、そして"Ha"は「息」という意味だそうだ。「あなたの息遣いを感じます」という直訳だが、本来の意味はもっと深いところにある。

›9 24, 2003

ウクレレ

Posted by Tatsuya at 15:47 / Category: Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 ジェイク・シマブクロ『クロスカレント』のCDを手にした。彼はハワイ生まれのウクレレ奏者。ウクレレの音色は弦を一本はじいただけでポリネシアの風が吹くような感じがするが、彼はそれをさらに超絶している。ぶっ飛びのウクレレサウンドだ。

›9 18, 2003

人と自然のスピリットがクロスオーバーする場所

Posted by Tatsuya at 00:11 / Category: Business , Eco-Eco , Sipetru / 0 Comments / 0 TrackBack

 はじめに言っておこう。僕は強硬な自然保護論者でもなければ、開発支持者でもない。ヒッピーな活動家でもなければ、学術的な研究者でもない。社会人としてサスティナブルディベロップメント(持続的な経済発展)を考えているだけだ。
 そこに必要な哲学は、自然のスピリットとの交感を大切にしようとする先住民族の知恵の中にあるというのが僕の考えだ。いや、先住民族というか、そういった人間臭く、それでいて自然の魑魅魍魎(ちみもうりょう)と共にいようとする覚悟とノウハウが残っているのは、もう先住民族のコミュニティだけなのではないかと思っているのだ。科学的ではないかもしれないけれど、連綿と続く人々の営みの中に、ごくごく普通で、曖昧で、それ故に普遍的な生活様式やシステムを見出せるのではないかと考えているのだ。もちろん、先住民族が彼らのアイデンティティのままに暮らしていたときとは、地球上の人口や自然の状態、資源量などが大きく違っているかもしれない。でも、敢えてこういった世界観と経済の融合というテーマに取り組んでみたい。それはある意味絶望的かもしれない。だけど、僕は厳しければ厳しいほどチャレンジ意欲がわいてくる性質なのだ。

›9 13, 2003

エコツーリズムの課題

Posted by Tatsuya at 23:16 / Category: Business , Community , Eco-Eco , NPO , Organic , Sipetru , Slow Life / 0 Comments / 0 TrackBack

 今年の春に講師に招かれた青森県鰺ヶ沢町でのレポートの公開です(Word/38k)。現地の方々が案内するエコツアーに参加し久々にお客様の立場でツアーを見ていると、エコツーリズムのさまざまな課題が垣間見られました。なお、Creative Commonsよろしくね。

›8 18, 2003

世界遺産

Posted by Tatsuya at 23:36 / Category: Sipetru / 5 Comments

各方面からコメントを求められ、まとめたものをアップします。
(8月9日付朝日新聞「OPINION」に掲載されたものの原稿です。)

 環境省の推薦候補地リストに知床が残り、世界遺産登録に向けてほぼ確実なレールが敷かれた。私は知床でエコツーリズムのNPOを経営し、まちづくりなどに関わる地元の協議会等の事務局を務めている関係で、さまざまなメディアからコメントを求められる。明らかに喜びの声を期待されているのだが、それほど単純なものではない。世界遺産という華々しいブランドの陰で、本質の議論が置いてけぼりになっている気がするからだ。自然環境の保護と利用について深く考えている地域であればあるほど、世界遺産のような"上からの"規制には疑問を感じる人は多い。人と自然との関りは、地域の数だけ多様であってしかるべきだからである。
 それぞれの地域には、隣接する自然と密接した文化が存在する。それは、外部から見ると自然をそれほど意識していないように映ったとしても、自然との関係の中でゆっくりと育まれた地域文化であるはずだ。しかし、"Think Globaly,Act Localy(地球規模で考え、地域から活動する)"などと言って、挙句の果てには「世界のために地元の人は我慢しろ」と言わんばかりに、地域の生態環境には全くそぐわない論理を持ちこむ人も少なくない。地域発信型の環境保全を訴えるあるNPOの代表は、"Think Localy,Act Globaly(地域から考え、地球規模で活動する)"なんて言っている。私も地域の多様な生態環境から生まれる小さな自然保護管理活動が集まって、曼荼羅のような地球規模の大きな自然保護管理の思想として出来上がってくることが大切だと考えている。“Shinra”という会社名にもそういう思いを込めている。
 以前、講師に招かれ訪れた白神山地のある町で、その地域で最も伝統あると言われるマタギの方にお会いした。白神山地の世界遺産登録に尽力した彼であったが、今では世界遺産がかえって邪魔になったと仰っていた。「マタギ」とは単なるクマ射ちの呼称ではなく、東北地方の自然の神々との交感を大切にしながら生きる「生活様式」であり、「哲学」であり、場合によっては「信仰」である。日本の自然と共生する象徴と言ってもよい。彼は、動物の狩猟や山菜の採集という生活を続けているので、命の糧ともいえる白神山地を開発することに対して猛烈に反対していた。その反対運動の延長線に世界遺産があったわけで、今でも世界遺産の哲学をを歓迎しつつも複雑な心情を吐露していた。
 彼は世界遺産になれば、自分が入る山の開発が永久にストップし、自然の恵みを受けるマタギの生活様式が永久に守られると信じていた。しかし、世界遺産登録になった後の管理計画では、「山に入るときは犬を連れていくな、山菜を採るな・・・」とマタギの文化を完全に否定する案を突きつけられた。「以前は世界遺産は救世主のように思ったが、今は逆かもしれない。」と彼は言っている。「自然との共生」などという言葉が氾濫している中、マタギやアイヌ民族などから学ぶべきことは数しれない。それなのに、そんな文化を否定する「遺産」とは一体何なんだろうか、と考えさせられてしまった。
 「森をイメージしてください」と言うと、ほとんどの人はそこに人間の姿を描かない。"良い自然"とは人がいないもの、という暗黙の了解があるのかもしれない。しかし、人間が無理なく自然と付き合っていける社会が本当の意味での「自然との共生」だ。地域文化に優劣はあるわけではない。胸を張って「私たちはこういう風にして自然と関っている。」ということを発信できる世界遺産にしたいと思っている。

›4 24, 2001

魂の復活

Posted by Tatsuya at 23:43 / Category: Sipetru / 3 Comments

動物や植物、風や水etc・・・そして人間。この世のあらゆる物ごと全てが「何か」を共有していると感じたことがあるだろうか。森の中を歩いていて「生」と「死」、「自分」と「森」といった全ての境界線が突然消えてしまうような体験におちいったことはあるだろうか。自分と外界との区別がつかなくなってしまうというと病的に聞こえるかもしれないが、そこから得られるインスピレーションには「許し」や、ちょっと臭いけど「愛」や「平和」といった僕の行動を支えてくれる啓示に溢れている。以前は「オレっておかしいんじゃないか」と思っていたが、今ではそんな感覚を持つことに嫌悪感を感じない。押し付けはしないが、もし世界中の人達がこのような感覚を共有できたらどんなに素晴らしいだろうと思っている。
この世の森羅万象が共有する「何か」というのを僕は知らないし、知りたいとも思わない。頭ではわからなくても体に染みついている感覚が大切だと思うからだ。僕はそれを「魂」と呼ぶことにしている。他人がどう思おうと、魂を意識して生きていくことは僕にとってとても豊かなことである。そして、北海道の先住民族アイヌはつい最近までそのような生き方をしていた。

去年の暮れから僕達はあるアイヌ民族の若いグループと共同でこの「魂」にかかわる仕事を進めている。それは、北方インディアンなどの間でムーブメントとなっている伝統的なカヌーの復元と航海術の検証、そしてそれらの取り組みを通してのアイデンティティの復興だ。アイヌ民族には「イタオマチプ」という素晴らしいカヌーが存在する。僕達はそれを復元し、同じ血をひく北方民族として2004年のカヌーフェスティバルを目標にアラスカまでの遠洋航海を実現させようとしている。表面的にはアイヌ民族のアイデンティティを見つめなおす取り組み、それをお手伝いする和人という図式にうつるかもしれない。しかし、最終的に行きつくところは「人間」がどう生きていくかを見つける作業であるはずだ。そして、アイヌ民族が大切にしているもので今の社会に欠けているもの、それは紛れもなく「魂」そのものである。

プロジェクトのメンバーは、試作の船を作ったとき「木は切ったあとでも生きている」ことを実感したそうである。「イタオマチプ」は船底部分が木をくりぬいた丸木舟の状態になっている。それを彫っている最中も木はねじれたり、割れたりして言うことをきいてくれない。そんな時は「頼むから良い仕事をさせてくれ!」と木にお祈りをしたそうだ。祈ることぐらいしか出来ないのである。そんな調子だから、木を切るところから船が出来上がるまで、数え切れないほどの祈りをその木は吹きこまれる。そうして出来あがった船は人間と自然の魂の合作だ。もちろん出来あがった後も、木は変化しつづける。その都度人間は祈りつづける。自然と折り合いをつけるというのはある意味そういうことなのかもしれない。

「自然保護」はしばしば頭の良い科学者・研究者のためのものである。僕達普通の人間に出来ることはないものか。このイタオマチプのプロジェクトが心の支えとしている故星野道夫が、著書の中で次のような言葉を紹介していた。

People claim the land by creating sacred sites,
by mythologizing the animals and plants
-they invest the land with spiritual powers.
      Joseph Campbell
「人は聖地を創り出すこと、また動植物を神話化することによって、
その土地を自分のものにする。土地に霊的な力を与えるのだ。」
             −ジョゼフ・キャンベル

アイヌ民族が北海道の原生林の中で生活をしていた頃、当たり前だがほとんどが“普通の人”だった。そんな彼らが大切にしていたこと、それは自然のスピリットとの交感、魂を大切にした毎日だったはずである。
折しも、WHOは健康の要素の中に今までの心と体の健康に加えて、「魂の健康」をつけ加えた。
先住民族の神話が単なる寓話ではなく、言霊のこもった壮大な“たとえ話”であることが少しずつわかりはじめた今日この頃、普通の人々である僕達がなすべき仕事も少しずつ見えてきたような気がする。

›6 24, 2000

何で知床に?って言われても…

Posted by Tatsuya at 23:58 / Category: Sipetru / 0 Comments

最近いろいろな人から取材を受ける。
当たり前のことだが、僕の素性を聞こうとすると必ず聞かれる質問に、「何故知床に移住したのですか?」という項目がある。僕はこの質問にきちっと答えられたためしがない。しどろもどろはなしているうちに、記事には「知床の自然に魅了され移住…」と書かれることしばしば…。とても頭のよさそうな記者の方々がそう書くものだから「そういうことなのか…」なんてだんだん思い込んでしまう。いやいや違うよな、自分のアイデンティティまで人に流されてはダメだ。

僕が知床に移住を決めたのには理由があるっていえばあるし、無いっていえばない。町で部屋を探すのと同じ感覚だ。「ここだ!」というのが、僕にとっては知床であったに過ぎない。でもそのまま書いてしまえば、藤崎という人間が知床にこだわっている雰囲気が伝わらないのか、記事になるときにはもっともらしい理由がついてくる。正直くすぐったいような気がするものだ。
例えば本屋で目にとまった本、買いたくなってしまった服、好きな女性…「何で好きなの?」と聞かれてきちんと返事をできる人がいるのだろうか。理由なんて特にない。「ピンときた!」それだけなのに、人はそういった「勘(かん)」みたいなものを否定してしまう。かくいう僕にもそんなところがある。
それでは、僕が知床に感じる「フィット感」とは何なんだろう。何故ピンとくるのだろう。それは僕がガイドを通して伝えようとしている「知床の素晴らしさ」にあい通じる。

知床には人間と自然が本来持っていた「距離感」みたいなものが、かろうじて残っている。僕はこの「距離感」が何よりも気に入っている。ここには数多くの野生動物がいるが、「これ以上近付けない」距離が目に見えて保たれている。動物の方が逃げていくのは当然だが(日本じゅうそうではない地域が増えている…日光みたいに…)、人間の側も「あと一歩近づいたら逃げられちゃうな…」といった距離感を、理屈ではなく「勘」が教えてくれる。それは僕の経験上ツアーに参加するすべての人が兼ね備えている「野生の勘」だ。素晴らしい。人間にもまだまだそういった感覚が残っている。
動物に限らず自然も人間もこの距離感覚を忘れてしまうと、野生が崩れる。いわば自然界と人間の双方が侵してはならないバッファーゾーンだ。もちろんこの領域を忘れてしまっているのは主に人間の側だ。僕はどんなに深い山や森に入っていって、どんなに自然と一体となったような時間を過ごしても、自然がもう一歩踏み込んできてくれないもどかしさを感じる。ツアー中、出会ったエゾシカにお客さまが近づいていっても、寸でのところでさっと逃げられてしまう。僕はそんな距離感が残っていることにいつもホッとする。そしてこの領域を感じるのは僕らの「勘」以外の何ものでもない。

何かの本で「内なる自然破壊」という言葉を聞いたことがある。うまい言葉だ。人間はいつから自分自身の「感覚」みたいなものを否定してきたのだろう。僕にとって知床はそんな自身の自然を取り戻させてくれた場所だ。この感覚は知床で野生に触れれば、誰でも感じることができるものだが、口で説明するのは難しい。なにせ「勘」の世界なのだから…。
そうそう、先日来てくれたライターは何日か僕らと森の中に入り野生を感じた。彼女は「藤崎さんが知床に住みたくなったワケが何となくわかった。」と言ってくれたっけ。どんな記事になるのか、楽しみだなあ。