›6 12, 2011
ソーシャルビジネス
Posted by shinra at
15:52 /
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BSの「財部ビジネス研究所」で夏野剛取締役が「政治家はテレビでは勝手なキャラクターを付けられるが、実際にお会いすると魅力的な方ばかり。しかし、マスメディアはその方の話を1時間放送するわけにはいかないので、本当によい政策を持っていても国民に伝わらない。ニコニコ動画で政治家を扱う主旨は、それが政治家ご本人の政治的な意図だろうとなんだろうと関係なく、とにかく素晴らしいお人柄を知っていただきたいという思いがあります。」と仰っていました。
今日は見られなかったのですが、岡田元監督や孫社長、apbankの小林さんなどと管首相の対談が放映されたようで、twitter上では管さんへの好意的なつぶやきが多く見られます。本当にそうかどうか、だまされてるか否か、なんてどうでもよくて、こういう柔らかい言葉、愛のある言霊がネット上に広がっていくのは素晴らしいなあと思います。
これは自分にも言い聞かせますが、言いたいのはそのことではなく、ニコニコ動画の理念が、きちんとネットの中に浸透していっている様子を見るにつけ、サービスとして商品としてエクセレントだなあと思ったのです。ソーシャルビジネスです。
›3 26, 2010
4月から津軽海峡を越えます
Posted by shinra at
15:57 /
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我が藤崎財閥が立ち上げた(ウソ)
フジドリームエアラインズ-FDAが、北海道にも飛んでくることになりました(ホント)。実はいとこがパイロットで操縦しているのがちょっとした自慢でもあるのですが(これホント)、どうぞごひいきに!
ー以下メールから引用ー
「4月から津軽海峡を越えます」
新しい職場のFDAも4月から一日一往復千歳を飛ばすことになりました。地元の人もやれ本場のジンギスカンを食べたい、旭山動物園に行ってみたいと北海道に興味津々です。(もっとも私は35分しかいられませんが(泣)
懸案の運賃もみんなで知恵を出し合って静岡ー千歳で2万円を切ることができました。 他社の割引と違って空席があれば前日でも安く購入することができます。
詳しくはHPで・・・
http://www.fujidreamairlines.com/
›7 12, 2009
Hakubado Rokko
Posted by Tatsuya at
10:18 /
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AVNメンバーで、大切な友人のFINE GOOD ADVENTURE代表のあさやんが、六甲にお店をOPENするそうです。おじいさんが運営していたお店の復刻。お近くの方は是非お立ち寄り下さ〜い。みんなすごいなあ・・・
→Hakubado Rokko
›1 07, 2007
世代とスタイル
Posted by Tatsuya at
14:49 /
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先に書いた「ニート」の話しに意外と反響があり驚いています。折しも新年から朝日新聞では僕が勝手に「ニート世代」とした層を「ロストジェネレーション〜失われた世代」として特集を組んでいます。「ニート世代」を捉える切り口はたくさんありそうです。
先日、多くの高級レストランをプロデュースしているある人との話しの中で、「最近のホテルや飲食店の接客が気になる。」という話しが出てきました。世界規模のチェーンを行っているシェラトンなどの、いわゆる「一流」と言われているサービスマンのサービスの仕方がここ最近変わってきているというのです。
通常、ホテルマンなどに「お薦めのレストランを教えてください」と聞くと、今まではいくつかのお店が載ったパンフをわたされるだけで、本当に人気のお店がどこなのかわかりませんでした。しかし、最近は決まって「私のお薦めは・・・」という言い方で、あくまで個人的な意見としてお店を教えてくれるようになったというのです。彼の印象では、これはここ数年特に顕著になっているそうで、それは、レストランや、街の案内所でも似たような状態だといういうのです。
彼はリサーチを通して、こういう対応をするサービスマンの世代を21歳から34歳と設定しています。これは、仮に僕が「ニート世代」と言った20代前半から36歳と見事に合致していて、これは面白い!とこの世代論でしばし盛り上がったのです。
この話しを聞いたときに「いやいや、ウチもそういう風な対応をすることを推奨していますよ。」と僕は言いました。僕がお客様だったら間違いなく「あなたの個人的にお薦めの店が知りたい。」と聞くと思います。「CS」「お客様第一主義」なんていう言葉がありますが、僕にとってのお客様の立場に立った返答は「『私の』お薦めのお店は・・・」となることに、僕は何の疑問も挟みませんでした。え?何かおかしい?
彼は「私のお薦めは○○と答えろ、なんていうマニュアルは恐らくないだろう」といいます。そりゃそうです、個人的なサービスですからマニュアルがあるとかえって引き出されません。それを彼はレストラン経営者へのヒアリングから「この世代への社員教育を半ばあきらめた結果、偶然に発生してきた産物じゃないか?」と結論づけていたのです。
ガーン。褒められているのだか、否定されているのだかわからないのですが、僕はここで初めて、「僕たちの世代の接客は一種独特なのかもしれない…」と思うに至りました。レストランなどのプロデュースを手がける彼に言わせると、この「私のお薦めは…」というサービスをする人達のサービスの質は、従来からの考え方から言えば低いと言わざるを得ないそうです。しかし、画一的ではなく、むしろ気持ちがよいと評価もしていました。そして、この気持ち良さは確実にこれからの時代のスタンダードの一つになっていくだろうから、今後、企業のサービスのあり方に見直しが迫られるだろうと予測しているのです。伝統的に見たらダメだけどオルタナティブ。悪い気はしません。
以前にも書いた通り、僕の会社は「フリーター」や「ニート」が集まっています(そもそも、人を「ニート」だとかくくって考えること自体、日常ではあり得ませんが)。会社として彼らに教育することは、事務的・実務的・法務的なことを別とすると「スタイル」だけのような気がしています。シンさんからのコメントにもありましたが、
「『世代』として人数は多いのかも知れませんが『世代』ではなく『観』としての塊として僕たちの世代は社会に根付いている。僕らの言葉でいう『スタイル』でつながる。」のが、僕たちニート世代なのですから。就職希望者は職種や企業の知名度などにはあまり興味は持たず、その人その人のスタイルと対象とする企業が合致するかどうか、あるいは合致する働き方ができるかどうかで会社選びをしているようです。だから、企業側はその企業なりのスタイルを雇用市場に問わなければならないのですが、大企業を中心に「スタイル」は従来通り画一的なものばかりです。そこで、雇用側と求職側とのギャップが生まれ、結果、会社とのマッチングができない浮遊した人達が生まれてしまうのかも知れません。スタイルなんていうとオヤジ世代は、どこか軽薄なものとして捉えてしまうのかも知れませんが、そこには「社会問題へのコミットの仕方」も含まれていて非常に真剣な面も兼ね備えています。いずれこの「スタイル」ということについては改めて書きたいと思っています。
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›2 02, 2006
商標マネジメントということ
Posted by Tatsuya at
21:45 /
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商標についてはいつか書こうと思っていたのですが、思いのほか先のエントリーにたくさんコメントをいただいたので、ちょっとまとめておこうと思います。コメントをいただいたみなさま、本当にありがとうございます。
僕は前の会社で企画の部署にいたので商標検索は日常的な業務でした。「商品を考えてしまったら、そしてその商品名が商標登録されていなかったら、それは貧乏くじみたいなもんだよ。」と上司に言われたのが印象的です。「商標は使わせないことが目的じゃない。誰がどう思おうと世のため人のために必要だと信じるから企業は商品を作るわけで、その商品を適正に育て上げていくことは、もはや社会的な責任だ。商標を登録することは『私が責任を持ってこの商品を見守ります』という覚悟みたいなものだ。だから支払うコストは社会的なもので損失ではない。」。僕はこの上司を今でも尊敬しています。
商標は登録された途端に社会的な意味を持ちます。むしろ一般名詞にさせるべき商標もあるし、排他的なその企業の独占にしたほうがよい商標もあります。「流氷ウォーク」については前者だと思っています。ウトロのような流氷条件でなければ実現不可能な商品であって、しかもスーツの投資さえすれば比較的容易に参入でき雇用創出につながります。いわゆる「地域ブランド」ってヤツですね。だから地域の人が使うことについては仕方ないかな…と思っています。マーケットも広がるし。ただ折に触れて釘を刺す…その程度でのコメントでした。
それよりも、マーケティングの中でブランドマネジメントと言うのはとても大変な実務です。特に「地域ブランド」は比較的新しい概念ですし、とても高度なマネジメントだと思っています。本来は行政がやるべきもの。
しかし、知床の場合は「東知床市」のドタバタを見てもわかるように、「知床」というブランドすらマネジメントしきれていない状態。むしろマネジメントの必要性すら感じていない様子です。知床は自然保護の専門家の配置は進めているのかもしれませんが、マーケティングや経済の専門家も育てなければなりません。中でも「知床」のブランド価値を数値化し管理していくことは急務だと感じます。(確か、いくつかの銀行や調査機関が「知床」のブランド価値を算出していたかと思います。)
海外の自然保護局のようなところは、かなりマーケティング手法を積極的に取り入れています。(翻訳したIUCNのガイドライン『自然保護とサステイナブル・ツーリズム―実践的ガイドライン』
でも触れられています。)僕はさまざまなところでマーケティング的なアプローチによる自然保護の手法を開拓しなければ…ということを言い続けていました。「知床」や「知床観光」と言うブランドの中にある「流氷ウォーク」なり「先住民族ツーリズム」という位置づけ…。その理念は独自のガイドラインとして示そうかなあ…と思っているところです。
「お客様は、私達のガイドが素晴らしくってShinraに来てくれるわけじゃない、知床が素晴らしくてShinraに来てくれているんだ。」これは、僕たちがいつも自分達に言い聞かせている合言葉。お客様と自然の双方に対して謙虚であることは、知床全体のガイドラインの上でも大切だと感じる今日この頃です。
ここまでの理念を盛り込んでの商標管理…貧乏くじですよ、まったく。
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›1 31, 2006
黒い飛行機
Posted by Tatsuya at
16:30 /
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空港で見た。カッコいいかも…。
http://www.starflyer-info.jp/
久しぶりにコンセプトのはっきりとしたビジネスモデルにも好感。
›7 13, 2005
ページのリニューアル
Posted by Tatsuya at
11:07 /
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Shinraのホームページを全面的にリニューアルしました。SIPETRUのページも加えています。多くをブログで構築しました。スタッフブログを中心に更新していきますので、こちらも是非ご覧ください。
›4 22, 2005
仕事も社員もいろいろだよ
Posted by Tatsuya at
22:13 /
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朝日新聞「フリーター今年度中に20万人減らせ 国が取り組み」
ウチにも今年新入社員が入ったけど…「社員」って何?
ニートだとかフリーターだとか、いったい誰が名付けたんだ?いいじゃん、何だって。だいたい、「就職」とか「社員」というくくり方が、今の時代にそぐわない。
国策で考えると言うなら、先にマクロ経済のキャッシュフローの見直しをやってくれ。労働はいまや流動的なのだ。そこにしっかりと対価が支払われるように、どこかに滞っているお金をしっかりと流通させてくれ!それで回るって!就職の形態を問題にするなんてバカげているよ、まったく。
今日は久しぶりに道新の伊藤さんから取材をいただく。それから昨日、TFMから受けた電話取材が、今晩のアースデーコンサートで日本武道館から全国にON AIRされたとのこと。流氷のことを温暖化などをからめて話しました。聞いた人いますか?
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›3 24, 2005
人と自然と世界遺産
3月22日、アイヌアートプロジェクトの結城さんと、石井ポンペさんとでミーティング。その後、小野先生の講演も一緒に聴いた。
シンポジウムは人と自然とのつながりがテーマだが、その先に先住民族の自然保護地域管理というものを軽〜く見据えた、小野先生らしいアレンジが素晴らしかった。先住民族が中心テーマではなかったのだが、講演後のパーティの直前、突然ポンペさんが「パフォーマンスをするから、ちょっと司会に話し通しておいてよ。」と、どこにしまっていたのかドラムとムックリを準備し始める。結城さんも驚きながら「オレは、何にも持ってきてないよ〜」と半ば呆れて笑っている。
小野先生に話をつないでもらい会の半ばでポンペさんたちが紹介された。ポンペさんはドンドンと太鼓をたたきながらステージに上がり、全く打ち合わせも何もないのに堂々と、しかもユーモアたっぷりに先住民族として海外からのお客さんに歓迎の挨拶をする。さすが、国連でもパフォーマンスをしてきた人だ。
ポンペさんはムックリの名手でもある。アイヌの世界では女性の楽器であるムックリを自在に操り、観客をすっかり魅了していた。パフォーマンスを終えるとポンペさんの周りには人の輪ができていた。「これだけでクロスカルチャーだね。」小野先生の研究室を卒業し、4月からShinraにスタッフとして加わる西原君とそのシチュエーションを楽しんだ。
斜里からの帰り道、車の中でポンペさんはこんなことを言っていた。「オレの話なんて誰も聞いてくれなかった。本当に何10年と活動を続けてきたが、いきなり話をしても誰も聞いてくれない。でも、あるエカシ(長老)が面白おかしく和人の悪口を歌にして歌っていると、多くの日本人が大喜びでそれを聴いていたんだ。オレはこれだと思ったよ。歌は人と人とをつなげる。今日だって、歌う前はオレの周りには誰も来なかったけど、歌ったあとはよばれなくても人がオレの周りに集まってきた。そこではじめて『話』ができるんだ。」。そして、かつてエカシが歌っていたという曲を歌ってくれた。
土地を奪われ、鮭を奪われ、文化を奪われ、名前を奪われ…なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
僕たちは4月から地元のアイヌが中心となった取り組みをお手伝いする。僕たちに課せられた課題は『話』のきっかけ作りだ。
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›2 24, 2005
釧路でシンポジウム
Posted by Tatsuya at
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北海道釧路・根室両支庁と北海道アウトドア協会主催の「北海道アウトドア観光フォーラム」で、講演とパネラーをやってきた。テーマは「冬の体験観光を考える」。冬の観光を考えるのに、何も冬シーズン真っ盛りにやらなくても…とお断りしたのだが、阿寒ネイチャーセンターの安井さんから頼まれたこともあり、お引き受けした。NHKで放映されたそうだ。
・観光客の増加という発想ではなく質の向上を
・釧路支庁とか網走支庁という発想ではなく旅行者の観光ルートから見た広域連携の必要性
・「寒い」ということをネガティブではなく魅力としてとらえ発信する必要性
・旅行者が冬用にアウトドアウェアを購入するのはそれはそれできっと買い物の楽しみがあると思う、そこをもっと演出してあげるのが良いのでは
・今北海道じゅうでスノーモービルや気球をやっているが、根釧地区でしかできないアクティビティを開発してほしい
・オホーツクが流氷なら根釧地区は「ツル」「気嵐」「広い雪原」だ
といったことを柱に話してきた。
僕の話はさておき、釧路支庁には良いデータが揃っていたので、ウチもかなりのデータをさらけ出す。パネルディスカッションのコーディネータの釧路公立大学教授の小磯先生とはいろいろなところで一緒に仕事をさせていただいているが、いつも北海道の観光データの欠如を嘆いている仲だ。
本当に観光産業には客観的なデータが全くない。しかも“入り込み数”という「多けりゃいい」という発想にもとずいた統計しかないので、地域の満足度や、他地域との戦略の違いなどを検討する材料が全くないのだ。でもその中でも、釧路支庁のアンケート調査は素晴らしいものだった。だから、ウチとしてもそれ以上のものを暗に要求されたカタチだ。結果、とても次元の高いシンポジウムだったと思う。
素晴らしいデータだなあと思っていたら、釧路支庁の担当者の三橋さんは、実は乗用車メーカーで商品企画をしていたのだそうだ。僕もトラックメーカーの商品企画に携わっていたので、同じマーケティング畑ということでとても話があった。思考回路や行動も、ほぼ一緒。市場調査→企画→戦略→流通→チェックというマーケティング屋にとってはごくごく当たり前の手順を、彼は支庁の仕事でも活かしていた。
僕は大学でマーケティングを学んだ。アメリカのマーケティング理論は今でも全盛だが、マーケティングのことを「売れる仕組み」とゼミの先輩が言った。僕は違うと思った。「買いたいと思っている人のところに確実に情報と商品を届ける仕組み。」だと僕は思う。そして、希望する商品があるにも関わらずそれにお客様が触れられないことは、事業主にとってもお客様にとってもカワイソウなことだと思っている。そして、道東の観光の現場では、需要と供給のそれぞれのニーズのミスマッチがますます大きくなってしまっているように感じる。僕はここに道東の観光産業の危機を感じている。そういう点では、マーケティングサーポートとしての釧路支庁の調査には敬服する。まさに、行政にはこの視点がほしい、と思った1日だった。まあ、日本に健全な「マーケット」なんて存在しないが…
帰り道、ひどい地吹雪で僕のミニバンは吹き溜まりの中で完全に翻弄されながら帰ってきた。最後の家の前の100mは車が入れず、つぼ足で家まで歩く。きらきらとダイアモンドダストのように地面の雪が巻き上げられる中、夜空には時折きれいな満月が顔を見せていた。
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›12 26, 2004
共鳴・共振
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フリーカメラマンのARITOから久しぶりにメールが来た。今月発売の「湘南スタイル」の表紙を飾ることができたという。ARITOの初の大きな仕事だ。
「湘南スタイル」といえば知る人ぞ知る雑誌だが、コミュニティに根ざしたオルタナな視点がかっこよすぎる。たまたま、やはりこの雑誌の仕事をされていた「日経おとなのオフ」の永井さんをARITOに紹介したところからつながった仕事らしく、いやいやそりゃ2重に嬉しいね。
永井さんは素敵な女性で、彼女を一言で言い表すとすれば「誠意」という言葉がぴったり。僕は相手の迷惑も顧みず、人をドンドンくっつけてしまうのだが、こうやって別の自立した関係が生まれるのは素晴らしい。彼女の誠意と僕の大切な友人への信頼…。そういった、何というか仕事以前の人としての部分でのつながりが広がり、結果として仕事が生まれる。僕はずっとそんな関係を大切にしてきた。
「湘南スタイル」を出版している「えい出版」はサーフィンやアウトリガーカヌー情報の「NALU」、「Bicycle Club」でも近しい人が大勢登場している。共鳴・共振のネットワーク…つながってるなあ。
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›9 28, 2004
東オホーツクシーニックバイウェイ連携会議
昨日、東オホーツクシーニックバイウェイ連携会議が知床周辺の7市町村で立ち上がった。これでようやく東オホーツク地域として正式にシーニックバイウェイにエントリーすることになる。いつもどちらかというと行政とけんかしている僕が、進んで行政の枠組みに入ることはないのだが、今回ばかりは全く逆だ。
シーニックバイウェイ制度は北海道開発局が全国に先駆けて北海道に導入を進める道路を軸とした市民活動・コミュニティビジネスの創出プログラムだ。しかも各活動団体の自発的な活動がはじめにありきなので、市民サイドからの働きかけがない限り行政は動き出さない。"そういう顔"をしている事業はたくさんあるが、このシーニックバイウェイに関してはウソがない。全てお膳立てができている事業なら、この連携会議ももっと早くに立ち上がっていただろう。
連携会議の立ち上げまでにはいろいろな苦労があった。
シーニックバイウェイに参加したところで、基本的に予算はつかない。しかし、とかく行政頼みに慣れている北海道の人たちは、すぐにお金のことを言う人が多い。お金が下りないことを知るとさっさと去っていく人も多く見かけた。
また、シーニックバイウェイの当事者になろうと思うと、非常に想像力を要する。"Sceanic"は「絵になる」みたいな意味、"Byway"は「わき道」という意味、そして制度自体はソフト事業だ。国道を中心としてきらりと光るまちづくりをサポートするものだが、「一体、何をやったらいいのかわからない…。」という人が多いのだ。花を植えることから、エコツアーの開催まで、まちづくりに関する取り組みは枚挙に暇がない。個人的には何だって良いと思うが、自分のやっていることを改めてまちづくりなのかどうかなんて意識することは普通ない。逆にそんな取り組みを引き出すこともまちづくりの一つなので、シーニックバイウェイの意義は大きい。
加えて、「この制度ははっきり言って"ノリ"だ。」というのは、僕がお世話になっているウトロのオピニオン主婦談。「何だかよくわからんけど、オラのやってることもシーニックだべさ。」と軽いフットワークで、しかも頼まなくても自分から乗り込んでいく人に向いている制度だ。「道」を軸とするために自ずとネットワークを意識せざるを得ない。自分だけ良い思いをしようと、全てを抱え込む従来型のビジネスモデルは必然的に排除される。低成長時代のパラダイムとなるであろうネットワーク型の事業と迅速な意思決定を鍛えるには良い場だと思う。
っと僕が書くと何だか敷居が高く感じられてしまう。最近、みんなから指摘されているが、「藤崎は難しいことを言う!」というのが最近の僕の悩みだ。あまり難しく考えずに、東オホーツクの皆さんお気軽にご連絡ください。
東オホーツクシーニックバイウェイ連携会議
代表 高谷弘志
副代表 藤崎達也 fuji@shinra.or.jp
-事務局-
女満別町役場内
産業振興課商工観光室長 山本勝栄
� 01527−4−2111内線302番
fax01527−4−3643
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›6 29, 2004
東京は暑い
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RadioKisarの打ち合わせで上京。東京ってこんなに暑かったっけ?
昨日はEOLの上岡さんと、スタマックの永田さんと、WEBデザイナーのagちゃんと打ち合わせ。今日も夕方から打ち合わせだ。ハワイにハワイアン音楽があるように、沖縄に三線音楽があるように、アイヌ民族などのネイティブな音源に根ざした"オホーツクサウンド"を作る最強の布陣が出来上がったように思える。楽しみだなあ。
沖縄といえば"琉球UnderGround"。これはかなりかっこいい。
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›6 08, 2004
フィールドのグッズ
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patagonia
からキャプリーンのソックスのサンプルが送られてきた。
Shinraスタッフのpatagonia
製品に対しての信頼はとても高い。特に人目に付かない下着や靴下を、わざわざ季節の変わり目にまとめて買いしている。「速乾素材なんてユニクロでも売ってんじゃん!」と言っても、たとえアウターを安物にしても体に触れる部分は妥協できないと言う。確かにこのキャプリーンは絶品だ。
アウトドアウェアはかなり高価なものもあるが、過酷な状況下での使用感を基本としているので、"ヤバそうなとき"に底力を発揮してくれる。
ガイドでは遭難しそうなほどのヤバイ状況になることはないが、冬などほとんど毎日零下10℃以下のところで1日じゅう活動していたりするので、さまざまな製品の脆さをよく目にする。
例えば一眼レフカメラで言えばプロの使う高価なカメラのマグネシウム合金は熱伝導が良すぎて電池や電気系統がすぐにダウンするのだが、意外とオバちゃんが持ってきた廉価版のプラスチックボディの方が強かったり、寒暖の差でフレームに亀裂が入りやすいサングラスはどこそこのメーカーだとわかったりと、僕たちの職場である自然は良いテスト場だ。
ウェアに関してはpatagonia
の品質の高さが群を抜く。違うものを着用したときと1日ガイドしたときの疲れ方がぜんぜん違うのですぐにわかる。デザインも機能的かつかっこいいし、ペットボトルなどの再利用やアゾフリー染料など、先進的に頑張っているウェアを着ているという満足感もあるのかな。
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›6 04, 2004
Radio Kisar
"Kisar"というインターネット放送局を来月に立ち上げます。多くの方のご意見を伺いたいと思います。(→読売新聞に取り上げられました)
例えば、ハワイと言えばハワイアン音楽。移住者達が作り上げた音楽ですが、先住民族のAloha Spiritにあふれたハワイの大地と風にマッチした音楽です。
知床を含む環オホーツクは、先住民族たちが海洋資源と深い森に根ざした歴史的に独特のエコ文化を築き上げてきた地域です。オホーツクの自然のスピリットとともにあるサウンドを作ったとしたらどんなだろう?音楽が好きな僕はいつもそんなことを考えていました。
また、Aloha Spirtがハワイのホスピタリティの隅々まで行き渡っているように、知床周辺にも、Aloha Spiritならぬ“知床スピリット”が根付いたら、オホーツクの観光スタイルももう少しマシなものになるのではないか。ハワイがあれだけ俗化しても魂を失わないように、自然をこのまま消費しつづけるような観光プロモーションに一石を投じたいと思います。
「Kisar(キサラ)」はアイヌ語で「耳」という意味だそうです。ラジオと関係の深い「耳」という本来の意味と同時に、自然のスピリットからのメッセージに心の「耳」を傾けることを大切にしてきた先住民族たちの世界観・自然観に改めてRespectするとともに、これからのエコライフ時代に向けて自然からのメッセージに今一度謙虚に「耳」を傾け、音楽など僕たちのセンスでそのメッセージをリスナーの「耳」にお届けしたい、という願いを込めた放送局名でもあります。
今後、さまざまなアーチストからの協力を得ながら、そんな「オホーツクの音」を探すコンテストを開催したいと思っています。ハワイアンのようにオホーツク独自の音楽が生まれることを夢見ております。我こそはオホーツクサウンドと思っていらっしゃる方、またはこんな音がオホーツクにはあってるんじゃないの?とお心当たりのある方は、是非とも情報をお寄せ下さい。
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›4 03, 2004
ラジオ局
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今年の取り組みの大きなものの一つが、ラジオ局の設立だ。「はあ?ラジオ!?」と言われそうだが、Aloha Spiritならぬ「知床スピリット」を醸成するのが狙いだ。まだ、実体も何もないので非公開だったのだが、まずは予告まで。
以前のエントリーで、ハワイのアロハスピリットについて書いた。ハワイはご存知のとおり太平洋のど真ん中の小さな島だ。アメリカが領土にする前は純然たるポリネシアの先住民の土地で、当然、今のような観光地にはなっていなかった。しかし、本土からの移住や農地開発、観光地化が進む中で、先住民族の知恵や心静かな祈りの精神みたいなものは、どんどん片隅に追いやられていった。一方で、観光地開発といっても本土から何千キロも離れた孤島に集客を図る…というのも至難の業で、困った挙句に思いついたプロモーションが実はラジオだったそうだ。開局当初は、ひたすら波の音を本土の都市に向けて放送し続けたそうだが、ハワイの雰囲気をつたえようとつきつめていくと、やはりその土地の自然との折り合いをつけながら営みを続けてきた先住民族の世界観にいきついた。そこで、先住民族の音楽や文化と結びついた芸能…例えばハワイアン音楽やフラダンスなどといったものを育む結果となった。ハワイアンや日ごろ目にするフラは本来の先住民族の音楽や踊りとはかけ離れている。しかし、底を流れている精神=Aloha Spiritがしっかり根付いているからこそ、問題は残りつつも先住民族の世界観はハワイの大地と、白人が支配していった文化の中にも確実に残っていったのだ。
どんなに観光地化しても、一本筋の通った商品化やプロモーションが地域に根ざしている姿…。ハワイ自体への好き嫌いは別にして、そのスピリットの浸透ぶりは今の知床を取り巻く観光プロモーションが学ぶべき大切なポイントだと思っている。現状で世界遺産になったとして、どんな観光商品がこの地域を席巻していくか(…考えるだけでも空恐ろしい)。「世界遺産知床と三大ガニ食べ放題」みたいなツアーも悪いとは言わない(?)が、その商品の企画担当者は何を売りたいのか、受け入れる業者は何をサービスにするのか、そしてお客様は何を求めて知床にいらっしゃっているのか、そのマッチングは正しいのか。
「知床の魅力は?」と聞かれても、あまりに抽象的で答えに窮する(過去に書いた記事)。でも、敢えて言うとすれば世界でも類を見ない野生と、それがのびのびと生きている森や海が醸し出す何ともいえない妖気…。抽象的で曖昧であるからこそ本質的なのであって、その抽象的なものを抽象的なままに伝える手立ての一つが"Spirit"だと思う。それを表現する手段として音楽などのアートが挙げられるが、そういう意味では断定的なビジュアルを押し付けるTVよりも、ラジオのほうが適していると思う。意識するにせよしないにせよハワイの人たちが作り上げてきた、おもてなしのすみずみにまで行き渡るこのスピリットという得体の知れないものを、何とか提案できないだろうかと夢見ている。
今、北海道(支庁)・北海道開発局・民間有志が集まって、このラジオ局設立に向けての非公式の勉強会を重ねています。びっくりするようなアーチストやDJも興味を持ってくれていて、彼らからもアドバイスをもらいながら今年の早い時期にWEB放送局を立ち上げる予定です。まだまだほとんど白紙の状態ですが、まずやりたいのは「オホーツクの音探し」。知床を含むオホーツク圏には、実は一時期「オホーツク文化」という独特の文化が栄えた時期があったといわれています。その文化は“知床スピリット”を探る上でとてもキーになってくることのような気がしていて、その文化のエッセンスは幸いにも現代のアイヌ民族が引き継いでいます。どんな「音」がオホーツクの自然にあるんだろう…。わくわくしませんか?
他にも多くの方のアドバイスや意見を伺えればと思っています。みなさま情報をお待ちしております。
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›3 03, 2004
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›2 18, 2004
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›2 17, 2004
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›2 16, 2004
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›2 15, 2004
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›2 12, 2004
流氷ウォークの取材
Posted by Tatsuya at
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大阪朝日放送『
おはよう朝日です』の取材。全日空がらみでの番組だ。リポーターとして、元近鉄バッファローズの栗橋茂さんがいらっしゃっていた。2月16日オンエアー予定とのこと。関西方面の方、是非。
›12 26, 2003
自然保護保全運動の世代交代と人材不足
先日、エコロジーオンラインの代表上岡さんに会った。環境NPO系で彼ほどセンスがありスマートな人に会ったことがない。同世代の彼は栃木県の佐野市で暮らし、時折東京に出てきて打ち合わせをこなすという、僕と近いライフスタイルにまず共感を覚え、さらに同世代でありながらひょうひょうと多くの難題に取り組んでいる姿に刺激を受けた。
以前「究極の自然観と対処療法」という僕のBlog で、自然保護保全運動の世代交代と人材不足ということを書いたが、最近特にこのことを感じる。書き始めると愚痴になりそうなので控えるが、世代間のディスカッションはいつの時代にも存在する。とことん議論を戦わせていくことが「交代」への一番の近道だ。それにしてもそのストレスのどれほど多い事か…。
上岡さんのエコロジーオンラインはYahoo!のクールサイトマークが付くほどの素晴らしい情報量とデザインで、参加されている方の顔ぶれも実に多彩だ。活動には幅と奥行きがあり、自然環境という森羅万象のさまざまな関係性から成り立つ問題に立ち向かうには、完璧と思えるほどのネットワークを築いている。同世代なのに「すごいな〜」と感心してしまう。
彼はメーリングリストで世界中の人とコミュニケートしている。メーリングリストだけでなくきちんと会って話をすることも大切にしている。また、行政の縦割り、それにぶら下がる民間の縦割りを、縦横無尽に飛び回っている。そんな"オンオフのバランス感"…それが僕たちの世代の特徴であり強みのような気がする。
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›10 21, 2003
鍵取り
6歳になる息子の同級生のオジイちゃんが、網走の港でせりを取り仕切る「鍵取り」という仕事を引退するそうだ。
家族ぐるみでお付き合いしているその子のママから、「もうジイちゃんが定年で、せりの風景も見られなくなるヨ。一緒にどお?」と誘ってもらい、網走の漁港へでかけた。
港へ行けばどこでも威勢の良いせりが見られると思っている人が多いが、市場が併設されている港というのは、実はそれほど多くないのだ。実際、ウトロの港にせりの市場は無い。水揚げは見ることができるのだが、テレビで見るようなせり人と仲買人のやり取りは、知り合いがいない限りめったに見ることは無い。
ちょっとどきどきしながら待っていると、遠くから「花〜♪(孫の名前)」と遠くから呼ぶでれでれの、おじいちゃんがやってきた。「おお来てたのか〜♪これ、俺の孫だ。将来は宝塚だ!(旦那が関西出身なのでいつもこう言って紹介するらしい)」と、馴染みの仲買人に紹介して歩いている。「ジイちゃん今からやるからな。もう見ることできねえんだぞ。」とチビに声をかけると、「おう、孫たちに注目されて、やりづれえんじゃねえのか!」と冷やかされながら、仲買人の人込みを抜けて黒板の前の一段高いところに登った。
ゴンっ!ともっていた棒を床に叩きつけ、「ハイッ!」と腹に響くような声でせりをはじめると、その場の空気がぴんと張り詰めた。何でもたった5分で2,000万円ぐらいの取引があるのだそうで、やはりみんな真剣勝負だ。とてもさっきまでの、親バカなジイちゃんと同一人物とは思えない。それでも、せりはあっという間に終わり、また「花〜♪」とでれでれで孫のところにもどってきた。「ジイちゃん、今日はメンメ食べたい!」「おう、ジイちゃんがおいし〜い魚料理作ってやるからな♪」とせりをやる前の、ただの孫とジイちゃんに戻っていた。
手にもっている棒は、先にフックのような鍵がついていて、つえのように彼の体にとても馴染んだ様子だった。しげしげと眺めていると、「私は、『鍵取り』といって、せりをしきる唯一の人間だ。この鍵は誰でも持てるというわけではない。1日で1億ぐらいの取引を何10年もずっと続けてきた。でも私は引退だ。」とだけいって、孫の肩を抱き寄せながら歩いていった。「自分が1億で買ってるわけじゃないんだけどね。」とそのママは肩をすくめて笑った。
それにしてもビジネスの世界で、この人間味…。
漁のないときは、仲買人に泣いてもらって何とか買ってもらったり、逆に大漁の時は値崩れしないように気を配ったりと、よほどの人格者でなければ務まらない仕事だろう。でも、この“人の心”がこの場にある限り、ここで捕られた鮭たちの魂も浮かばれるだろう。この人間味が末端の消費者まで届けばなあと考える。
せりの時の迫力には「長老」という言葉が頭に浮かんだ。やはりビジネスにおいてもコミュニティにおいても、こうやって人間味を吹きこむ「長老」の復活が必要なんじゃないかと、真剣に考える今日この頃。
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›10 04, 2003
ALOHA SPIRIT
「アロハ」という言葉を知らない人はいないだろう。「こんにちは」とか「さようなら」という意味だと思っている人が多いが、ハワイの先住民族の言葉で"Alo"は「〜の傍らに」みたいな意味、そして"Ha"は「息」という意味だそうだ。「あなたの息遣いを感じます」という直訳だが、本来の意味はもっと深いところにある。
"Ha"は「息」と訳すが、目に見えないもの、つまり「気配」や「気」、今流行りの言葉で言えば「波動」みたいなものをさすそうだ。だから"Aloha"は「あなたにはいい"気"を感じるよ。その"気"を大切にネ。オレも自分の"気"を大切にしながら生きていくよ。」といった、自然のスピリット/魂を大切にし、忘れないようにする、言霊(ことだま)のこもった大切なことばなのだ。
ネイティブのハワイアンは、観光地で聞くような「アロ〜ハ!」みたいな発声はせず、静かに抑揚をつけず、それでいて慈悲深く"aloha"とささやくように発声する。その時、涙が出そうになるぐらいの愛情を感じ、そしてこちらも"aloha"とささやく。カヌービルダーであり、レジェンドサーファーでもあるタイガー・エスペリに、アイヌ民族とのカヌープロジェクトの相談をしにいったとき、彼は初対面の僕を「ずっと君に会いたかったんだ…。」と抱きしめ、"Aloha"と静かにささやいた。ビジネスで関っているというより、魂で語り合っていることを強く感じた。
ハワイには「Aloha Spirit Low」(アロハスピリット条例)みたいなものがあるらしい。ハワイの観光開発はそれはものすごいものだったのだろうが、そこに魂がこもっていたことが今のハワイの雰囲気を作り出している。僕は知床の観光に、アロハスピリットのように、その地域の自然の神々との交感を大切にしたいという魂のようなものを吹きこんでいきたいと思っている。その仕掛けとなる準備を、今黙々と進めている
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›9 18, 2003
人と自然のスピリットがクロスオーバーする場所
はじめに言っておこう。僕は強硬な自然保護論者でもなければ、開発支持者でもない。ヒッピーな活動家でもなければ、学術的な研究者でもない。社会人としてサスティナブルディベロップメント(持続的な経済発展)を考えているだけだ。
そこに必要な哲学は、自然のスピリットとの交感を大切にしようとする先住民族の知恵の中にあるというのが僕の考えだ。いや、先住民族というか、そういった人間臭く、それでいて自然の魑魅魍魎(ちみもうりょう)と共にいようとする覚悟とノウハウが残っているのは、もう先住民族のコミュニティだけなのではないかと思っているのだ。科学的ではないかもしれないけれど、連綿と続く人々の営みの中に、ごくごく普通で、曖昧で、それ故に普遍的な生活様式やシステムを見出せるのではないかと考えているのだ。もちろん、先住民族が彼らのアイデンティティのままに暮らしていたときとは、地球上の人口や自然の状態、資源量などが大きく違っているかもしれない。でも、敢えてこういった世界観と経済の融合というテーマに取り組んでみたい。それはある意味絶望的かもしれない。だけど、僕は厳しければ厳しいほどチャレンジ意欲がわいてくる性質なのだ。
有限の地球資源の中で人口がこのまま増えつづけると、人々のストレスは増大し、いわゆる“癒す”必要がある人はますます増えていくだろう。そして、さまざまな心理療法や治療機会が改善され、確実に癒されていく人も増える一方で、やはりどうしても癒されず社会への順応が困難な人々も増えるだろう。僕はシャーマニックな世界にこそ本質的・根源的な救いがあり、逆にいえばそのノウハウをとり入れない限り人々は永遠に癒されないような気がする。なぜならその世界観は、地球上の自然と完全にマッチしようとする願いであり、祈りだからだ。
僕は、こういったことを学術的に研究したわけでもなければ、数多くの体験をしたわけでもない。だからと言って、これから研究を続ける時間もないし、数多くの体験だけが、その世界を知る手がかりになるとも思わない。そんな体験は、とても個人的で、非科学的で、どちらかと言うと“感覚”として僕の体の中に宿っている。僕はそんな“感覚”で自らの自然の中での、感じたことや、考えたことを、自分なりに咀嚼し、そのメッセージをいろいろな人に伝えていく“えせシャーマン”でありつづけたいと思う。それが僕の仕事だ。そして、それは僕だけではなく、多くの人が、さまざまな手段で行っていくことが理想だとも考えている。
僕は宗教家ではない、思想家でもない、活動家でもない、どちらかといえば事業家でありたい。オカルトも嫌いだ。感じたことを行動に移し、そしてそれを 持続的に続けていくこと に価値を感じる。
持続的に…。
現代で言えば、経済システムの中に、いかに存在するか…なのだろうか?
人と自然のスピリットがクロスオーバーする場所を僕は追求したい。でもそれは一生かかっても見つからない場所なのかもしれない。だから、少しでもわかったところを社会や経済に還元していく…そんなことが事業を通してできないかなと思っている。
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›9 13, 2003
エコツーリズムの課題
今年の春に講師に招かれた青森県鰺ヶ沢町でのレポートの公開です(Word/38k)。現地の方々が案内するエコツアーに参加し久々にお客様の立場でツアーを見ていると、エコツーリズムのさまざまな課題が垣間見られました。なお、Creative Commonsよろしくね。
›9 08, 2003
エコツーリズム
僕たちはよく「エコツアーのガイドをしています」という言い方をしているが、実はこの「エコツアー」という言葉をあまり使いたくないのだ。そもそも人間が自然の中に入っているのに「エコ」というのもおかしいし、何よりこの「エコ」という言葉に、相手の考える隙を与えない不思議な力を感じるからだ。僕は、そういう力がちょっと気持ち悪い。
自然保護のためなら何でも通用する最近の風潮に、最近、少し嫌悪感をおぼえている。「そこのけそこのけ自然保護が通る…」という印籠ができてやしないだろうか。この「エコ」という言葉にもそういった思考停止を強いる力を感じているのだ。「エコ」で何でも通用してしまう社会は、ファシズムと何ら変わらない気がする。だから、自然保護と利用を考える上でのエコツアー万能論のような風潮に、僕はエコツアー事業者でありながら異論を持っている。
よく、「エコツアーによって地域経済に貢献し、自然保護への協力をえる。」みたいなことを耳にする。一見、もっとものような意見だし、例えば何もないところの「村おこし」的に活用するには、大きな効果をえることができるだろう。しかし、良くも悪くも完成された知床の観光地のような場所では、本当の意味で「エコツアー」で地域への経済効果を生もうと思ったら、それはそれは至難の技だ。
僕たちの調べでは、小人数単位の自然体験型プログラムに参加し、しかも2泊以上の長期の滞在をする“いわゆるエコツアー”客は全体の1割に満たない。ウトロの年間の宿泊者数が約60万人だから、約6万人弱。このような小さなパイで、ウトロの経済を支えることは現状では無理だ。
しかし、「エコツアー」に対してのニーズはますます増加している。今後、やりようによっては、「エコツアー」だけで知床の観光産業が成り立つ可能性もある。そして、その時に重要になってくるのが、実はガイドプログラムそのものよりも、地域のおもてなしの転換だ。現在は大きなホテルから小さな商店に至るまで、“一見(いちげん)さん”に偏ったおもてなしが定着している。僕たちのお客様もよくいうことだが、滞在には決して適した街作りがなされているとはとても言えないが現状だ。地域全体が滞在に適したまちになったとき、20万人でも今の経済規模を維持できる観光スタイルを確立することができる。
多くの学者さんがもっともらしくこんなことをいう…。
「自然保護は地域の協力あってこそ。自然保護で地元に経済効果を。」
でも、実際問題としてそれを実現できているところを僕は聞いたことがない。もちろんそれは当然のことかもしれない。学者はその答えまで導き出すことはしてくれないのだから。それをやるのは地域以外の誰でもない。そしてそのノウハウは生活そのものの中にこそ見出すものだ。だから誰にもそのノウハウはないのだ。地域は学者なんかに遠慮せず、もっと胸を張って自然体の自然との関りを発信していったら良いのだ。「エコツーリズム」に適した地域のおもてなし…僕の最大の関心事だ。
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›3 14, 2001
北海道的おもてなし
Posted by Tatsuya at
23:46 /
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僕は北海道のもてなしの原点は「あったまっていきなさい」という精神にあると思っている。北海道の厳しさを身にしみて感じ、“あったまった”時の心の平穏をよく知っている北海道人の最上級のもてなしの言葉だ。その家々の漬物やイズシを一口二口頂きながら、お茶をすするだけ。どうってことない会話をして、サクッとおいとまする。暖かい空気と雰囲気をひととき共有する。これが北海道のおもてなしだ。
でも、こんな精神をきちんとカタチにできている北海道企業はどれだけあるだろうか?僕の中での、北海道No1企業は「六花亭」である。六花亭のホワイトチョコレートも『白い恋人』も、どちらも北海道を代表するお菓子だけれども、六花亭のステイタスの方が断然高いのは何でなんだろう・・・。先日、仕事で行った然別湖からの帰り道、帯広の六花亭本店に寄ってみた。そのワケはお店に入れば一目瞭然。いわゆる「企業文化」ってやつの違いだろう。ミズナラ(?)のむくの板で作られた自動ドアを入ると、「あったまっていきなさい」の雰囲気が店中にあふれていた。奥には自由に飲めるコーヒーが用意してあり(もちろん美味しい)、それをすすりながらしばらく店員さん達の動きに見惚れてしまった。むちゃくちゃ忙しいにもかかわらず、清潔感、正確性、コミュニケーション、アイコンタクト・・・どれをとってもこれほど素晴らしい店員の動きを僕は見たことがない。わざとらしくなく、マニュアル的でもない、それでいてプロとしての安定感を感じさせる仕事ぶりは、是非北海道中の旅行業の人たちに見てもらいたいと思った。本州から来た人も、道内の人も、これがまさしく「北海道のおもてなしだ」と誰もが認めるだろう。マルセイバターサンドが美味しい!というのとは違った視点で、ぜひ帯広の本店に立ち寄ってみていただきたい。
僕は六花亭の企業文化というものを確かめたくて、実際に六花亭の伊藤さんという専務付きの秘書っぽい人(なんだそりゃ)に話を伺うチャンスを頂いた。予想はやはりあたっていた。というのも、六花亭の“あの”雰囲気作りに何か特別な教育をしているか?と聞いてみたところ、予想通り応えはノー。強いて言えば、先輩から代々引き継いでいるものだといっていた。アメリカのディズニーやマリオット、L.L.Beanといったエクセレントカンパニーにも共通した企業内の文化、マニュアル以外の個人的な努力だ。素晴らしい。
北海道に暮らしている人が、人間らしく人と接した時、それは自然と北海道的なおもてなしになるのだろう。六花亭は「北海道らしさ」ということを意識しているか、という問いに対して特別意識しているわけではない、と仰っていた。北海道のホテルや旅館のおもてなしがどこへ行っても画一的で、しかも変に都会的か、わざとらしい北海道らしさの演出になってしまうのは、見ていて痛々しい。「お客さまの満足」を「お客さまへの迎合」と履き違えている企業のいかに多いことか。僕達旅行業のサービスは「イエスマン」であることが基本だ。でも例えば、雨が降ったから室内のプログラムに切り替える、というのでは雨の日の美しさを感じてもらうことができない。それは、お客さまにとってむしろ不幸なことである。商売として、マニュアルとして「雨の日もきれいですよ」とお薦めするのではなく、本当に感動して「きれいですよ」と真心からお薦めできるサービスを育てたい。そしてその精神は北海道中の観光施設に、持ってもらいたい。今度、六花亭の人を呼んでシンポジウムでも開こうかな
›8 10, 2000
カマキリ
Posted by Tatsuya at
23:55 /
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先日、学生時代の友人からメールが届いた。製薬会社で働いている彼は、横浜勤務から盛岡勤務を会社から告げられたそうだ。盛岡といえば「わんこそば、肉もうまかったなあ、そうそう八幡平は素晴らしいところだよな…」などと下世話なことを考え、思わず「よかったねぇ」なんて口走った後、すぐに言わなければ良かったと後悔した。旅行に行くのとは違うんだもんなア。
つくづく自分達は好き勝手に生きているような気がした。自分のすみたいところを自分で決めて、好んでここに暮らしている。僕らのように自分の住みかを自分で決めている人って世の中に意外と少ないんだろうなあ。もっとも、僕の場合どこに転勤を命ぜられても、ウキウキしながら赴くだろうが…。そんなバカみたいな単純な脳が、しばしば人を傷つけてしまう。ゴメンネ敏史。反省。
以前、単身赴任を命ぜられて、会社を訴えた人がいたという話を聞いたことがある。彼は長い単身赴任から帰ってくると、小さかった子供がすっかり大きくなっていて、寂しいことにすでに一人暮らしをはじめていたそうだ(詳細はよく知らない)。そんなことは転勤する前から予想できただろうに、浦島太郎が竜宮城から帰ってきてはじめて現実を突きつけられたように、彼は長い単身赴任の時間をとても空虚なもののように感じたのだろう。でも、もし仮に彼に取締役の座が用意されていたとしたら、彼は訴訟など起こしただろうか。「現実」なんていくらでも歪められてしまう。
生活とビジネスはもっと近付けないものだろうか。
僕はビジネスの世界が男社会なのはあたりまえだと思っている。種をつけて用のなくなったオスが勝手に自分達の存在意義を誇示する場として、ビジネスというものを作り上げたと思っているからだ。そうそう、ちょうど交尾の後メスに食べられてしまうはずの雄カマキリがムキになっているのだ。そういう僕も逃げ延びたカマキリのようにムキになって働くのが好きなクチだけれども…。
大昔、妻子のために狩猟に出かけていた頃の男の役割の延長で考えると、ビジネスは本来、子孫を残すための手段であるはずだ。しかし、いつしかビジネスそのものが価値を持ってしまった。子供の頃「昔のお金は金(きん)と引き換えることによって価値があった」と教わったとき、とても興奮したのを覚えている。じゃあ今のお金は何なんだ…?誰が価値というものを決めているんだ?
全てがバーチャルなカマキリ社会をもう少し実態あるものに引き戻してくれるのが、インターネットだと思っている。バーチャルな部分を本当にバーチャルにしてしまえば、例えば美味しいパンを焼いて売るという本質的な経済が輝きを取り戻さないだろうか。そんな考え方はあまりに単純で短絡的すぎるって?仕方ないよ、カマキリだもん。
›6 07, 2000
エコマネー
Posted by Tatsuya at
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NPO関係の付き合いが多い中、「エコマネー」「地域通貨」というものに関わることが多くなってきた。個人的には疑問だ。というか、少なくとも僕の町には必要無いだろう。
僕はイナカの人と人との繋がりが好きだ。そこには損得関係が存在しない。「お互いさま」という思いが根底にある。自分ができることを提供して、できないことを提供してもらう。ちなみに僕は自転車の修理や、インターネットへの接続の設定、山菜採り、ソフトボール大会での4番バッター…を提供(?)して、漁師さんから魚をもらったり、ビールをご馳走になったりしている。カミさんはパンの焼き方を教えてあげたり、子供達を集めてヨモギ団子を作ったりしてあげて、バアちゃんが作ったという漬物をもらったりしている。除雪や階段の掃除は皆が空いている時間にそれぞれ勝手にやっている…。もちろん誰もビールや漬物みたいな見返りを期待してやっているわけではない。「お互いさま」なのだ。
それだけのことだ。
この知床の漁師まちに「エコマネー」なんて必要ない。
しかし、「地域の人たちの交流を促進する」エコマネーの哲学は、都市部での生活者にこそ必要だろう。コミュニティを再構築することは、都会には絶対に必要だ。
僕も東京育ちの人間だ。不必要に思われる人間関係を極力避けていくことが身についた。そうしないと、1日何千人の人とすれ違う東京では神経がもたないだろう。でも、そのことによって色々な弊害が生まれているように思う。
ここ、知床の町では子供達の運動会、結婚式、葬式、お祭り…全てが大人達の手作り、まち総出のイベントだ。面倒くさいのは変わらないが、そんなときぐらい全員が顔を合わせる。酒を飲みながら語り合う。普段の誤解が晴れる。
東京では「アイツ何やってる人なんだろう」と、いちいち詮索するのは野暮というものだ。問題のある家庭に「君の家、大丈夫?」なんて、東京では「ほっといてくれ!!」ってもんだろう。でも、イナカでは「何をやっているのかわからない人」は存在しない。ある家庭の問題は、みんなの問題だ。子供が悪いことをすればみんなが叱る。ドロップアウトしそうな子をみんなで支える。登校拒否の子が、ウチの2才児と一緒に遊んでくれる。「良い」「悪い」の判断を大人も子供も試されるのである。
日本に昔からあった風景なのだろう。何の違和感もなく受け入れられる。
何故こんな風景が日本から無くなってしまったのだろう。僕にはよくわからないが一つだけ言えることは、この知床の町の大人達は地域のために本当によく頑張っているということだ。
ウトロの人口は1500人足らずだが、そのコミュニティをみんなで保っていくには本当にパワーがいる。個人的には仕事と同じぐらいのパワーを使っている感じがする。そういった意味では東京でコミュニティを再構築するのは、大変な努力が必要だろう。そう、東京の大人達はもっと頑張らなければならない。
そんな意味で「エコマネー」「地域通貨」は都会では有益だろう。コミュニティ作りの「大変さ」が「お金」に転嫁されるから楽しい。大人も子供も関係ない。行政が主導になってでもやれば良いと思う。何よりも通貨の流通量がイナカのそれとは違って格段に多い。上手くやれば絶対に根付くだろう。
イナカの良さが「エコマネー」「地域通貨」によって無くならなければ良いなあと思うのと、都会が「エコマネー」「地域通貨」によってイナカの良いところを取り戻せば良いなあと、同時に願う今日この頃。