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›10 07, 2011

机浜番屋群再生プロジェクト

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 かつて厚生労働省の事業でお手伝いさせていただいた、岩手県田野畑村「番屋エコツーリズム」。津波で完全に流されてしまった机浜番屋群の再生プロジェクトがスタートしました。多くの方のご協力をお願いいたします。

机浜番屋群再生プロジェクト実行委員会 事務局
住所: 〒028-8407 岩手県下閉伊郡田野畑村田野畑143-1
(田野畑村役場 復興対策室内)
電話番号: 0194-34-2111
ファックス番号: 0194-34-2632

›10 06, 2011

Stay hungry、Stay foolish.

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 気がつくと世の中はApple製品が溢れている。ここまで誰もが使い始めると「違うものが欲しい」と思う。はじめの頃は、そんな人が好んだのがAppleだったのかもしれない。しかし、今ではApple以外の選択肢は考えられないと言っても良いほど、彼のデザインと精神が社会の底流を築いている。今では当たり前に使うマウス、音楽がインターネットでデータとして流通する仕組み、画面上であたかも机の上の用にいくつものソフトが重なるウィンドウという考え方、スマートフォン・・・これらは、すべて彼が作り出したものだった。精神自体を流通させていたのだ。
 まだワープロが出たての頃、父はAppleを買ってきた。若かりし頃sanyoの工業デザイナーでもあった父は、学校に持っていくコンパスや三角定規一つ一つをプロ用のものを僕に持たせていた。「小学生が使うようなコンパスでは、同じ円はかけるかもしれないけど、違うんだ。」としきりに話していた。僕も母も「な〜に言ってんだか。」と取り合わなかった。工業デザインは使い込むことや飽きがこないことが先ず最低条件で、なおかつそこから生み出されるものが世の中で役に立つという連鎖を作り出す"平和製造装置"みたいなものだ。素晴らしいマルを書いてもらいたいという思いで作ったようなメーカーのコンパスで、渾身の「マル」を描くということを教えたかったのかもしれない。そんな思いを全く汲まなかった僕は、父がずっとAppleを買い替え続けていたよこでWindowsばかり使っていた。普通に仕事で使うためにはソフトの数や情報量、そして特に知床のような都市から離れているところでは圧倒的にWindowsに分があった。「オヤジ、Appleなんてむしろシロウトの道具だよ。」とけなしていた父は昨年逝った。改めてAppleの話をしておけば良かったと思う。
 僕はここ数年でAppleに切り替えた。今、Appleを使っていられるのは、インターネットのスピードが上がったからだと思う。必要なアップグレードやデータはネットから仕入れれば済む時代になり、彼がやろうとしていたことも再び輝き出した。思えば、そのインターネットの発展も彼のようなヒッピー、平和主義者の努力によるところが大きい。Appleがこれだけ世の中を席巻している今は、Love&Peaceの祈りに満ちた時代と言っても良いのかもしれない。
 ノートパソコンを開いたときの満足感、デスクトップのデザイン、インターフェイス指向は「よし!素晴らしい「マル」をかいてみるか!」と思わせてくれる。彼のデザインを再び手にすることはなくなるのだろう。しかし、彼の精神の継承はAppleの社員だけではなく、優れた工業デザインから生み出されるアウトプットに命を吹き込む僕たちにも課せられているのかもしれない。スティーブジョブスさん、どうぞ安らかにお眠りくださいませ。頑張ってみます。

Stay hungry、Stay foolish.

合掌