僕の実家の日野市はなかなかにロックな町だ。当時にしては珍しく革新市制が続いていたり、学校の先生も左翼みたいなのが多く、管理型の学校運営が始まったばかりの中、生徒会と革新系の先生がタッグを組んで、体制と闘うみたいな熱い(暑苦しい)シーンを僕は体験してきている。そんな中でいつも文化祭の実行委員長だった僕には、キヨシローの曲にはこんな思い出を持っている。
中学校でもフツーにロックだった我が校では、文化祭で先輩がRCサクセションをかっこ良くバンドで演奏していた。中学生の文化祭でバンドというのも珍しいだろうが、とにかく僕たちは体育館で騒ぎまくっていたところ、紙テープ代わりにトイレットペーパーが投げ込まれ(笑)、「それ見たことか!」と目を光らせていた管理型教師が「ロック禁止」みたいなことを言いはじめたのだ(笑)。もう、その対応自体がおかしくっておかしくって「大人ってかわいそうだなあ〜」と、いつも白衣を着ている気の弱そうなその教師を気の毒に見ていた記憶がある。日野の若者はそんな風に多様な社会のありようを目にしていったのだ。
キヨシローの行っていた高校は伝統的に生徒が自立した感じだった気がする。僕は若干頭が足りなくてキヨシローの後輩にはなれなかったけど、日野市は全体的にどこかああいう感じのキヨシローそのものみたいな風土だ。ご本人には失礼かと思うが、郷土の先輩として間接的に僕の人格を育ててくれた人であり、何とも喪失感が大きい。
ロックな魂は今もっとも必要だ。特に僕らの世代から若い子達に。権力(というよりも何となく巨大なもの)に抗う心と、変化し続ける意志。今、変化に長けている人は多いが、「長いものになんか巻かれねえぞ!」という強い意志と、何とかしようとする元気をもった若い大人を見ることが少ない。キヨシローの生き方を参考に、ロックの魂に再び灯をともしてもらいたい。そう、派遣村に集まるだけではなく、その先に何をやるかのパワーをだ。
ロックスピリットと言えば、今やメジャーとなったパンクバンドGREEN DAYのこんな歌詞が大好きだ。
"I want to be the minority. I don't need your authority. Down with the moral majority. 'Cause I want to be the minority."
彼らの言う「マイノリティ」というのはとても逆説的だ。どっちが真理なのか・・・。眺める方角さえ切り替えれば見えてくる。Love&Peace
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