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›2 26, 2009
80’S
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友人が貸してくれた「80'sヒット」みたいなCDをiPodに落として車で聴く。80'sは僕の世代のまさに青春のサウンドなのだが、こうしたオムニバスを買う気にまではなれなかった。時々聴くから懐メロはいいんだよな〜なんて言いいながらも、やっぱり良い曲は良いですね。オレもジジイになったな。
80年代は僕は東京の実家でモンモンとした中学生〜高校生だった。当時は、横田基地から放送されている「FEN」という米軍の放送局でビルボードのトップ40を毎週欠かさず聴いていた。当時はイギリスのポピュラーが全盛の頃。シンセサイザーの音色の使いこなしもこなれてきて、打ち込みも普通に使われるようになっていた。また、MTVを始めとしてプロモーションビデオが定着した頃でもあり、すなわち音楽業界における今ではあたりまえとなっている売り方のベースが作られた時代でもあった。だから泥臭いロックというよりも、ソフィスティケイトでスマートなちょっとプログレっぽい音楽が時代に合っていた気がする。当時の雰囲気に合っていたわけで、やっぱり今聴いてもあまりにも今の自分の気分には合わない。しかし、流れてくる楽曲楽曲でいろいろなシーンがよみがえってきた。
いつもそのシーンにあったものは、自転車。僕の青春時代は自転車に乗っている時間がとても長かった。どこに行くにも自転車。バイクに乗る友人が増える中、大好きな自転車にまたがって暇さえあれば小旅行に出かけていた。その時にはいつも前日の夜中に録音した「American Top 40」を聴いていた。そうFENでは確か夜中の1時ぐらいから5時ぐらいまでと、翌日の昼13時から17時まで、同じ放送をなぜか2度オンエアしていたのである。いつもツーリングに出かける夜はFENをエアチェックして、それを朝ウォークマンに入れて出かけていた。
何せ毎週のようにツーリングに出かけていたし、毎回40曲を聴いていたので、今当時の音楽を聴くと、甲州街道の旧道「笹子峠」や凍てつく青梅街道がはっきりとフラッシュバックしてくる。当時、我が家は父が事業を畳む関係でゴタゴタしており、ただでさえ小難しい思春期の僕に構っていられなかったのであろう。そもそも中学生ということもあり「きちんと育児をされていた」記憶が無い。しかし、自転車を通して実に多くの大人とつきあわせてもらえるようになり、いつしか同級生の友人の数よりも、自転車を通して知り合った大人の数の方が多くなっていた。今日は懐メロを聴きながら、そんな人達の一人一人の顔が思い出されて、彼らが未完成の僕を大人として扱ってくれ、そして大人に仕上げてくれたことのありがたさをつくづく感じたのだった。みんな今どうしているんだろうなあ。
満たされた気分になって今を捉える。
たくさんのシンセサイザーを繰って僕たちを驚かせたハワードジョーンズ・・・
今の音楽よりも明らかに一つ一つのリフの個性やそれに使う楽器の吟味が深い当時の音づくり・・・
これらの、他人がやっていないことをやってやろうとするロックな魂・・・
そして、同世代よりも年上の方が話が合う自分。
結構、自分の中にエッセンスとしてしっかり植え付けられているじゃん、とちょっと満足。
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