観光圏事業では、昨年からやっている北大との共同プロジェクト「チャシコツプロジェクト」を相乗りさせる予定だ。チャシコツプロジェクトは先住民族の遺跡「チャシコツ岬」の遺跡発掘調査に一般人が参加できたり、その発掘の結果をまち作りに活かしていこうという、コミュニティーアーキオロージー(地域考古学)の試みだ。
人は人の営みの上に暮らしている。もっといえば、無数の先人達や動植物の死骸の上で暮らしているのだ。そのスピリットは土地に染み込み、水になって世界中を循環し、生命を育み、またそのスピリットが次の命を生む。先人が聖地としていたところ、誰か英雄が死んだ場所、そんな場所があるかもしれないのに地図上だけで開発を進めていって良いものか?ということを、常々考えていた。
そんなことを言ったって、そもそもどういう土地なのかなんて、一体どれぐらいの人が知っているのだろう。「わからないや。じゃ、道路つくってオッケー。」となってやしないか不安でならないのである。あるいは、どれだけ遡るべきなのだろう。そんなことを真剣に悩んでしまうのは僕だけなのかと思っていた。それにある道筋をつけてくれたのが、北大の考古学の先生・加藤博文准教授だ。「それは、コミュニティーアーキオロジーという手法で解決でき、欧米では一般的になりつつある。」のだそうだ。
昨年、発掘作業でもっともはまったのは地元の小学生達だった。何でも子供は大人に比べて作業で何かを見つけるのが上手らしく、昨年も参加した子供の発見が考古学的に貴重な意味を持つものだったりしたことが多々だった。また、単純に土をいじくり宝が出てくる感覚は何とも言えず楽しいのだろう。予定の1時間を大幅に越えて2時間以上地面に這いつくばっていた。
自分の住んでいる地面をちょっと掘ると、そこからは先住民族の暮らしの跡が続々と出てくる・・・子供たちの心の引き出しには、その時の感動はどのように納められるのだろう。詳細は追ってご連絡します!
≪続きを隠す