詳しいことはわかりませんが、ゴムの品質は使う環境に合わせた工場で作られた方が調子が良いようです。その点、ミツウマゴムは小樽の老舗メーカ。北海道の気候には抜群に合っていて、漁師を始めとしたプロに愛されている、少々お高いのですが頑丈な長靴なのです。
いくつかの長靴を履いてきましたが、有名なメーカのカッコいい長靴の中には、マイナスの世界で使い始めるとすぐにゴムが堅くなってきて亀裂が入ってしまうものもあります。その点このミツウマのゴムはどんなに寒くても弾力に変化がなく、快適な使い心地。でも北海道の気候には合っていても、もしかしたら暖かい地方では思うような耐久性が発揮されないのかもしれません。

こう思うように至ったのは、ガイドで使用し最も過酷な仕打ちを受けてきているこのSORELLちゃんの存在です。かれこれ15年間、しかもかかとを踏んづけて脱いだり、スノーシューをくくりつけたりと、毎日それはそれはひどい使い方ですが、まだまだ現役です。SORELL社は他社に買収され、今でもこのレトロなデザインが継承されていますが、実は僕が買った当時からは相当に品質が変わっている印象を受けます。それはウチのスタッフの間では定説となっているのですが、当時のMADE IN CANADAのソールと今のアジアで作られているソールとでは比べ物にならないほど耐久性に違いがあるのです。ガイドの過酷な利用状況から考えると勝手な評価をするのはかわいそうですし、不良品というわけではなく、普通に使っている分には何ら問題はないと思います。しかし、ゴムの耐久性には明らかに違いがあるのです。古くさいMADE IN CANADAを使っているスタッフに比べて、真新しいアジア製を履いているスタッフの方が、明らかに故障で悩んでいる人が多いのです。恐らく気候に合ったゴムをどこで配合し製作するかによるのでしょう。そんな意味では、北海道で生産されているなんて、ミツウマゴムはとても貴重な存在ですね。
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