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›8 19, 2003

エネルギー

Posted by Tatsuya at 22:23 / Category: Eco-Eco / 0 Comments

北米で大規模な停電。改めて現代の脆弱性を感じる。

折りしも、斜里町地域新エネルギービジョン策定委員会の第1回会合に出席した。
新しいエネルギー源の模索や未利用エネルギーの活用の可能性を探るものだ。
「新エネルギー」というとすぐに思い浮かぶのが、風力発電や太陽光発電などだ。
他にも雪を保存しておいて夏の冷房に利用することや、
特に第一次産業の盛んな北海道では農漁業廃棄物等を利用した
バイオマスのエネルギー賦存量が大きい。
しかし、例えば林業で生まれる間伐材を利用したペリットという燃料は
それを作り出すことは簡単でも、そのペリットを使った暖房器具等が普及しておらず、
現実的とはいえないのが現状だという。

新エネルギーの開発と利用は現状では「技術」の世界だ。

しかし、“卵が先か…”ではないが、市場をきちんと築き上げれば、
相乗的に加速度的に新エネルギーへの移行が進むのではないだろうか。
例が悪いかもしれないが、
上記の、めらめらと美しい炎を上げるペリットストーブを、
知床のホテルの各部屋に装備していたら、
もしかしたらお客様は暖炉のような安らぎを感じてもらえるかもしれないし、
知床の風物詩になるかもしれない。
そんな市場を作り上げるにはどうすれば良いか、
そんなお客様へのおもてなしはどのようなものが適しているのか、
そもそも、その炎を良しとしてくれるのかどうか…

行政の仕事は、どちらかというとトップダウン方式で、
「良い物は良いんだから!」といささか乱暴であるときが多い。
市場形成という概念はない、というか行政の仕事ではないのかもしれない。
しかし、民間の世界では、
「“Product Out”ではなく“Market In”の発想で」というのが常識だ。
どこにマーケットがあるのか?
ないならどうやって作るのか?
やるなら、そこまで考えようよ…ということを今日は発言してきた。

農業や漁業がますます盛況になってくれば、ますますバイオマスの賦存量も増えていく。
エネルギーの可能性が増えるということだ。
そこで「技術的に無理だから」「市場がないから」ということで諦めるのではなく、
どのようにすればこれらが循環するのか、緻密なマーケティングと経済の理論が求められる。
こうなってくると、委員の一人が言っていたようにエネルギーの問題は

「単にエネルギーの問題ではなく地域産業の問題」だ。

町としてどのような産業振興戦略を考えていくのか。
その中で、どのようなエネルギービジョンを描くのか…
お気楽に考えていた委員会だが、やっぱり考えなければならないことは山積みだ。

エネルギー問題について詳しい方、是非お知恵をお貸しください。

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