2005年12月04日
流氷汚染?
11月13日に中国の吉林省というところで石油化学工場事故があり、松花江という川に有害なベンゼンが大量に流れ込んだそうです。
→http://www.people.ne.jp/2005/11/14/jp20051114_55091.html
そのときは、取り立てて大きく取り上げられていなかった思うのですが、最近になってその事故のことが再び大きく報道されるようになってきました。たとえばこんな感じです。
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000162-kyodo-int
つまり、汚染された松花江はアムール川に流れ込んでおり、アムール川から知床に毎年やってくる流氷は汚染される可能性があるということです。流氷が来れば汚染物質が付いてきますし、流氷が来なければ知床の生態系の一番底辺を支えているプランクトンが供給されません。ジレンマですね。
「全くもって迷惑な話だ」という風潮でこの事故を取り上げているブログなどもありますが、事故を起こした工場経営者や従業員たちだって、日本人や欧米人みたいに豊かな生活がしたくて必死だったと思うんです。私たち日本人が歩んできた道を、今、中国の人たちが追いかけているだけなのに、それを「迷惑」というのはどうでしょうか?
今冬来る流氷には、その「豊かになりたい」という思いがいっぱい詰まっているのです。(西原)
投稿者 shinra : 2005年12月04日 09:50
コメント
私もこのニュースを見て、なんだか切なくなりました。
そして、人間がこの地上で最も有害な生き物なんだな、とつくづく・・・。でも、私たちは過去から反省することを学んだり未来に希望を託すことのできる唯一の生物でもあると思うんです。自分にできる小さなことから、生活のあり方を考えてみるって大事ですよね。
西原さんのコメントに触れて、つい自分の思いを書いてしまいました。
来年の流氷、そして知床の海、生き物たちがちょっと心配ですね・・・。
投稿者 okada : 2005年12月07日 23:49
okada様
コメント、ありがとうございます。私も環境問題を考えると、ついつい人間を悪者に考えてしまいます。人類を地球のガン細胞のように言う人もおりますが、全人類ってわけではありません。むしろ、「正常な人間」の方が多いと思います。
私は先住民文化の中に、その「正常」だったころの人間の姿を見出すことができました。もちろん、日本文化の底流にもその精神が残っていると思います。その精神文化が消えないように、引き継いでいきたいなって思います。
投稿者 SHINRA西原 : 2005年12月08日 12:04
久しぶりに西原さんのブログを覗けたと思ったら、同じく西原さんファンのokadaさんの真剣な意見が。
私も先日金沢に旅行して、日本海岸に沢山のエチゼンクラゲが着いて大変な事になっている原因がどうも中国にあるらしいというニュースを見たばかりでした。ただ、これはアムール川の方面ではないので、また別の要因でしょうけれど、地球上の知らないところで起こった事が日本にも多大な影響を与えているという事実に、小さくゾッとしたのを思い出しました。多大な影響です。怖いですね。
投稿者 sakaguchi : 2005年12月15日 00:47