2006年01月15日
IUCN技術評価報告書
シレトコが世界自然遺産に登録されて、はや半年が経ちました。「遺産登録」のお祭り騒ぎの時には、ほとんどマスコミから注目もされませんでしたが、IUCNからは「世界自然遺産の管理に先住民族が関わる必要がありますよ」と課題を突き付けられております。「IUCN技術評価報告書」の中から、その部分を翻訳してみました。
これは、私たちSIPETRUにとって非常に重要な”第一歩”です。実を言うと、何人かのアイヌと日本人が、陰で大変な努力をして勝ち取った1節です。これを土台にして今年はSIPETRUの飛躍の年にしたいなと思っておりますので、何卒よろしくお願いします。
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IUCN技術評価報告書31ページ (和訳 by 西原)
5.追加情報
5.4 先住民族の関与
知床は、アイヌ民族が「シリ・エトク」(大地の行き詰まり)と呼んであがめており、この地域が伝統的な居住地として重要であったことを示している。管理計画(推薦書の214ページ)に、「その地域のアイヌ民族の文化や伝統的な知恵や技術を学び、自然環境を永続的に利用するための保護・管理法を決定する」という一文を書き加えることが重要である。したがって、例えば北海道ウタリ協会を通じて、アイヌ民族の代表が、遺産地域の利用や伝統的習慣を人々に伝えるような適切なエコツーリズムの開発をするなど、今後の遺産の管理に関わる機会をつくる必要がある。
(以下、原文)
5. ADDITIONAL INFORMATION
5.4 Involvement of Indigenous Peoples
Shiretoko was reverently called by the Ainu People as "sir.etok" (the end of mother earth) indicating the importance of this area for traditional inhabitants. It is important, as reinforced in the management plan (page 214 of the nomination document) to "study the culture of Ainu people and the traditional wisdom and skills of the local residents in order to determine the methods to preserve, manage and realize sustainable use of the natural environment". Accordingly it is considered important that representatives of the Ainu people, such as through the Hokkaido Utari (Ainu) Association, have the opportunity to be involved in the future management of the property, including in relation to the development of appropriate ecotourism activities which celebrate the traditional customs and uses of the nominated property.
投稿者 shinra : 2006年01月15日 11:44
コメント
はじめまして。兵庫県在住のカズと申します。
IUCN技術評価報告書記載の事情について、詳しいお話を
伺いに知床を訪問してもよろしいでしょうか?また、
先住民族エコツーリズムにも参加したいと思っています。
突然にすみません。よろしくお願い致します。
投稿者 カズ : 2006年01月31日 14:37
カズさま
お返事が遅くなってしまいましてスミマセン。
ウチのスタッフが、私信ででもご連絡差し上げていましたでしょうか?もし、それもしていないようでしたら深くお詫び申し上げます。
改めまして、お返事いたしますね。
>IUCN技術評価報告書記載の事情について、
>詳しいお話を伺いに知床を訪問しても
>よろしいでしょうか?
もちろんですよ!
SIPETRUのさまざまな活動は「シェアすること」を
一義にしたいと思っています。
今年から、カヌー作りなど
また新たな取り組みが始まりますが、
是非是非、いろいろな知恵をお貸しいただけたらと思います。
投稿者 藤崎です : 2006年02月27日 10:32